今年12月に配信を予定しているNetflixの新作大河ファンタジードラマ『ウィッチャー(原題:The Witcher)』が、配信前にシーズン2へ更新されることが決定した。米TV Lineなど複数のメディアが報じている。
『ウィッチャー』は、ポーランド出身のアンドレイ・サプコフスキによるダーク・ファンタジー小説を原作にしたもの。エルフ、ドワーフ、人間など異種族が入り乱れる大陸が舞台で、モンスター・ハンターとして旅を続ける超人的な力を秘めた凄腕"ウィッチャー"のゲラルトが、暴力だけでなく陰謀と策略が渦巻く戦国の世界で己の居場所を求めて戦う姿が描かれるドラマ。監督は、アリク・サカロフ(『ゲーム・オブ・スローンズ』)とシャーロット・ブランドストーム(『アウトランダー』)。
原作は20を超える言語に翻訳され、日本では「エルフの血脈(魔法剣士ゲラルト)」が早川書房から刊行されている。また、ビデオゲームが3タイトル発売され、本国ポーランドでは、2001年に『コンクエスタドール(原題:The Hexer)』というタイトルですでに映画化、TVシリーズにもなっているという大ヒット作品だ。
この更新を受けて、本作でショーランナーを務めるローレン・シュミット・ヒスリック(『Marvel デアデビル』)はコメントを発表した。「ファンが最初のシーズンを見る前に、ゲラルト、イェネファー、シリの物語を語り続けるために、再び"大陸"に戻れることが決まり、とても嬉しく思います」
そんな注目の新作で主人公ゲラルドを演じるのは、DCスーパーヒーロー映画『マン・オブ・スティール』や『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』でスーパーマンを演じているヘンリー・カヴィル。そして、シリに扮するのはイギリス出身の新進女優フレイヤ・アーラン、魔女トリス役にアナ・シェイファー(『ハリー・ポッター』シリーズ)。その他、ジョディ・メイ(『ゲーム・オブ・スローンズ』)、マイアンナ・バーリング(『リッパー・ストリート』)、ミミ・ンディウェニ(『セルフリッジ 英国百貨店』)、エマ・アップルトン(『このサイテーな世界の終わり』)、エイモン・ファーレン(『ツイン・ピークス The Return』)、ラース・ミケルセン(『SHERLOCK シャーロック』)らがキャストに名を連ねている。
イェネファーを演じるアーニャ・シャロトラ(『アガサ・クリスティー ABC殺人事件)は以前、米Comicbookのインタビューに応え、『ウィッチャー』は『ゲーム・オブ・スローンズ』みたいに爆発的な人気を得るだろうと発言。それにより、彼女の人生も大変なことになりそうだと語っていた。
ポスト『ゲーム・オブ・スローンズ』になれるかどうか期待が高まる全8話構成の『ウィッチャー』は、12月20日(金)よりNetflixで配信スタート予定。シーズン2は2020年にクランクインし、2021年に配信予定だという。(海外ドラマNAVI)
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Netflixオリジナルドラマ『ウィッチャー』