『ビバヒル』『MURDER IN THE FIRST』キャスリーン・ロバートソンが、サスペンス映画『ザ・プロデューサー』ドラマ版を製作

犯罪捜査ドラマ『MURDER IN THE FIRST/第1級殺人』の主演で知られ、『ビバリーヒルズ青春白書』のキャスリーン・ロバートソンが、1995年公開の映画『ザ・プロデューサー』のドラマ版を製作することが明らかになった。米TV Lineなどが報じている。

この新作は、1995年にケヴィン・スペイシー(『ハウス・オブ・カード 野望への階段』)主演で公開された映画『ザ・プロデューサー』のドラマ版。クランクインは来年2月の予定で、新配信サービスQuibiで配信される。

キャスリーンは脚本と製作総指揮を手掛け、『HOMELAND』のタッカー・ゲイツが監督を務める。製作総指揮にはキャスリーンの他、クリス・カウルズ(『アウトバーン』)、デイナ・ブルネッティ(『フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ』)、リズ・デストロ(『最高の親友の見つけ方』)、そして映画版でのプロデューサーだったジェイ・コーエンとスティーヴ・イズラエルも名を連ねる。

映画版では、映画学校を卒業したばかりのガイという男性が主人公。映画会社重役バディの下で働くことになったガイだが、バディはハリウッドでも有名なほどの自分勝手な男で、ガイは日々ひどい目に合わされてしまう。彼の下で働くと成功できるという話を信じて、ガイは厳しい日々を過ごしていくのだが...というストーリー。

だが、キャスリーンが描くこのドラマ版では、女性が主人公。同じくハリウッドを舞台に、人間関係における陰謀や策略、人を操るような人物などに巻き込まれていくが、実は彼女は皆に一泡ふかせることになるという展開という。

本作を製作するライオンズゲイトのトップであるケヴィン・ベッグスは声明を発表。「Quibiチームと友人であるジェフリー・カッツェンバーグ(『シュレック』)と共同でこの作品を製作できることを嬉しく思っております。この作品のような貴重なものを新しい形の物語にして広めていき、Quibiという配信プラットフォームに対し我々がコミットしていることを明らかにするものでもあります」

Quibiとは、アニメ映画『シュレック』シリーズのプロデューサーとして知られるジェフリー・カッツェンバーグが設立した配信サービス。あまりTV番組を見る時間がない人に特化したプラットフォームで、どの番組も一話が7~10分という短さになり、2020年4月にサービス開始予定だ。

Quibiは、このところ次々に新作の製作発表を行っている。『Glee』のダレン・クリス主演『Royalties(原題)』や、大ヒット映画『ハンガー・ゲーム』シリーズのゲイル・ホーソーン役で知られるリアム・ヘムズワース主演のアクションスリラードラマ、『ゴーストバスターズ』『ロスト・イン・トランスレーション』のビル・マーレイが主演を務めるコメディドラマ『The Now(原題)』他、ドラマだけでなく『グレイテスト・ショーマン』や『テッド・バンディ』など映画を中心に活躍しているザック・エフロンがサバイバルを繰り広げる番組も発表した。

『ザ・プロデューサー』のドラマ版にキャスリーンが出演するかは現時点では不明だが、新たな情報が入り次第お伝えしていきたい。(海外ドラマNAVI)

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キャスリーン・ロバートソン(c)NYPW/FAMOUS