ウェスタロスのように日本にも冬来たる中、本日12月4日(水)に『ゲーム・オブ・スローンズ<第一章~最終章>コンプリート・シリーズ』のブルーレイ&DVDが発売される。それを記念し、ロンドンで行われたイベントレポートを紹介しよう。キャストのアイザック・ヘンプステッド・ライト(ブラン・スターク役)、ジェマ・ウィーラン(ヤーラ・グレイジョイ役)、クリストファー・ヒヴュ(トアマンド役)とスタッフが登壇し、思い出話に浸った。
11月半ばに行われたセレブレーションイベント。2回に分けて開催されたパネルディスカッションの第一部では、ミシェル・クラプトン(衣装担当)、バリー・ガウアー(特殊メイクデザイナー)、サラ・ガウアー(特殊メイク担当)、トミー・ダン(武具担当)が登壇。本シリーズで膨大な数の衣装、武器が作られる中、最も思い入れのあるアイテムについて聞かれたクラプトンは「サーセイが即位する時に着た衣装。一時このシリーズから離れていて、復帰後最初に作ったのがあのドレスだった。(サーセイ役の)レナ(・ヘディ)に『私が求めていたのはこれよ』と言ってもらえてとても心を動かされた」と振り返る。ダンは最も苦労したのは「作らなければならなかったものがあまりにも多かった」として、シリーズ最大の戦いを描いた最終章第3話の「長き夜」を挙げた。
第二部には、アイザック、ジェマ、クリストファーの3人が大きな拍手に迎えられて登場。アイザックは「(クリエイターの)デヴィッド(・ベニオフ)とダン(D・B・ワイス)はキャストに偽の台本を送ることで有名だった。ある年、アルフィー・アレン(シオン・グレイジョイ役)から『君が突然飛び出してきて僕を殺すなんて信じられないよ。格好いいよね』というメッセージをもらって"何のこと?"と思った」と回想。そんなアイザックがシリーズ開始当初は10歳だった頃を思い出したジェマは、「幼いあなたは私のジョークすべてに笑ってくれたのに、大きくなったらちっとも笑ってくれなくなったのよね」と言って目を細めていた。
クリストファーはトアマンドに関するある提案を却下されていたことを明らかに。「原作でのトアマンドはもっと年が上で、いつも『ハッ!』と叫んでいるから、それをやらないのはファンを裏切るような気がして、事あるごとに取り入れようとしたんだが『それは止めておこう』と言われた」そう。「七王国の敵だった彼がジョン・スノウの仲間となり、(ブライエニーに)突然恋もする。そう仕向けたのは(原作者の)ジョージ・R・R・マーティンではなかったと思うが、そこが本作の素晴らしいところだ。脚本家が(原作の)素晴らしい部分を生かして新しいものを作ることができる」とコメント。
アイザックもまた本作での体験について、「お手本となる人が大勢いて、学ぶことができた。こんな素晴らしい学校は他にはないよ」と感慨深げ。ブランについては「他のどのキャラクターよりも内面的な変化があった」と誇らしげに語った。
ジェマは「強い女性を演じてどうだったかとよく聞かれるけど、女性はそもそもタフで、強く、自立していて、積極的なの。だからヤーラは私自身だと感じたわ。多くの女性がそうであるように、私もこのキャラクターの様々な要素を持っているの」と発言し、会場の女性陣から賛同と拍手を得ていた。
共演したかったキャラクターについて聞かれると、アイザックは「剣を操る手を失ったのは、歩けなくなったブランに重なるところがある」としてジェイミー・ラニスターを、ジェマはサーセイ・ラニスターを、クリストファーはカール・ドロゴを選んだ。
さらに3人のお気に入りのシーンも明らかに。アイザックが「1時間半にも及ぶウィンターフェルでの戦いは、本作史上ベストエピソードだね」と「長き夜」を挙げる一方、ジェマは「ジョン・スノウが窒息しそうになりながら這い出すところでは私も息ができなかった」という「落とし子の戦い」(第六章第9話)をチョイス。クリストファーは「ジェイソン・モモア(演じるカール・ドロゴ)がデナーリスの兄を殺す前にするスピーチだ」と、「黄金の冠」(第一章第6話)の1シーンを選出している。
■商品情報
・『ゲーム・オブ・スローンズ<第一章~最終章>』
12月4日(水)ブルーレイ&DVD発売
【初回限定生産】ブルーレイ コンプリート・シリーズ...42,727円+税
【初回限定生産】DVDコンプリート・シリーズ...34,545円+税
・『ゲーム・オブ・スローンズ 最終章』
ブルーレイ&DVD好評レンタル中
12月4日(水)ブルーレイ&DVD発売
【初回限定生産】ブルーレイ コンプリート・ボックス...11,818円+税
【初回限定生産】DVDコンプリート・ボックス...10,000円+税
※R-15:本作には一部に15歳未満の鑑賞には不適切な表現が含まれています
発売・販売元:ワーナー・ブラザース ホームエンターテイメント
(海外ドラマNAVI)
Photo:
『ゲーム・オブ・スローンズ』
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