まったく新しい名探偵ポワロ...『アガサ・クリスティー ABC殺人事件』字幕版が日本初放送!

毎年、年末にアガサ・クリスティー作品を放送してきた英BBCが2018年に放送した、名探偵エルキュール・ポワロが活躍する有名な事件の一つ「ABC殺人事件」。ある日ポワロの元に届いた、ABCと名乗る人物からの不気味な挑戦状。その手紙の示す通りに、アルファベットの順番に、Aの場所でAの名前を持つ人物が、Bの場所でBの名前を持つ人物が殺されていく...というストーリーだ。その字幕版が日本初放送となる。

本作でポワロを演じるのは、個性派俳優ジョン・マルコヴィッチ。これまでデヴィッド・スーシェやピーター・ユスティノフ、ケネス・ブラナーが演じてきたベルギー出身の名探偵役に、2度アカデミー賞にノミネートされた(『プレイス・イン・ザ・ハート』『ザ・シークレット・サービス』)演技派のアメリカ人が起用されたことは大きな話題を集めた。

ジョンが演じるポワロは原作にはない新たなキャラクター像を創り上げている。スーシェ版の「ABC殺人事件」と見比べると、プロットは同じであるのに、まったく違う作品であるかのような新鮮さを感じる作りとなっている。今回、AXNミステリーでは「一日まるごと名探偵ポワロ」と銘打って、12月22日(日)の本作の放送に合わせてスーシェ版『名探偵ポワロ』の傑作選11本も放送されるため、ミステリーファンは両方の「ABC殺人事件」を見比べて楽しむことができる。

脚本を手掛けるのは、『そして誰もいなくなった』『アガサ・クリスティー 検察側の証人』『アガサ・クリスティー 無実はさいなむ』など近年多くのクリスティー作品に新たな解釈を用いて高い評価を得ているサラ・フェルプス。ポワロがともに組む刑事を、『ハリー・ポッター』シリーズのロン役でおなじみのルパート・グリントが務めている。

1933年のロンドン。往年の名探偵エルキュール・ポワロのもとに差出人の名が「A.B.C.」と記された奇妙な手紙が届く。不吉に感じたポワロはロンドン警視庁に相談するが、取り合ってもらえない。次に届いた同じ人物からの手紙には「3月31日、アンドーバー」と書かれていた。ポワロは単身アンドーバーに向かうが、すでに事件は起きていた...。

■放送情報
『アガサ・クリスティー ABC殺人事件』(全3話)
AXNミステリーにて12月22日(日)20:00より一挙放送[字幕版]

・『名探偵ポワロ』(計11話)
AXNミステリーにて12月22日(日)6:00より一挙放送[二カ国語版]
6:00~「スタイルズ荘の怪事件」
8:05~「アクロイド殺人事件」
10:05~「ナイルに死す」
12:05~「白昼の悪魔」
14:05~「もの言えぬ証人」
16:05~「愛国殺人」
18:05~「ABC殺人事件」
23:00~「ポワロのクリスマス」
24:55~「オリエント急行の殺人」
26:40~「五匹の子豚」
28:15~「カーテン~ポワロ最後の事件~」

(海外ドラマNAVI)

Photo:

『アガサ・クリスティー ABC殺人事件』
©アガサ・クリスティー・プロダクションズ2018