Netflixのマーベル・スーパーヒーロードラマ『デアデビル』や『ルーク・ケイジ』でクレア・テンプル役を演じたロザリオ・ドーソンが、今度はDCコミックスのドラマ化となる、ワーナー・メディアの新配信サービスHBO Maxが製作する『DMZ(原題)』に出演することがわかった。米Deadlineが報じている。
ブライアン・ウッド&リカルド・ベルキエリによるコミックスをドラマ化する『DMZ(原題)』の舞台は、未来のアメリカで第二の内紛となる南北戦争が起きたことで非武装地帯となり、外界から孤立したNYのマンハッタン。離れ離れになった息子を必死に探しながら人々の命を救う女性衛生兵アルマ・オルテゴの過酷な旅を追い、無法地帯で土地を支配するギャングや民兵、扇動者や軍事指導者と争うようになった彼女が、人々が失ってしまった希望の光になっていく様子が描かれる。
ロザリオはアルマ役で主演し、監督・製作総指揮を務めるのは、Netflixの実話を下敷きにした衝撃作『ボクらを見る目』でクリエイターを務め、『グローリー/明日への行進』でアフリカ系女性監督として初めてアカデミー賞監督賞にノミネートされたエヴァ・デュヴァネイ。
デュヴァネイにとってDCコミックスの作品を映像化するのは『DMZ』が2本目となり、現在、ジャック・カービーによるコミックス「New Gods」の映画版を製作中だ。
Netflixのマーベル・ドラマシリーズとなる5作品で、各作品を結ぶキー・パーソンのクレア・テンプル役を演じたロザリオ。もともと、クエンティン・タランティーノ監督による『デス・プルーフ in グラインドハウス』や『シン・シティ』シリーズなどに出演して映画界を拠点にしていたが、近年は米CWのコメディドラマ『ジェーン・ザ・ヴァージン』などにもゲストとして登場し、その活躍の場を広げている。『DMZ』の他に、『MR. ROBOT/ミスター・ロボット』でクリエイターを務めるサム・エスメイルの新作ドラマ『Briarpatch(原題)』も待機中だ。
『DMZ』に出演する新キャストや配信日などが決まり次第、続報をお伝えしていきたい。(海外ドラマNAVI)
Photo:『Marvel ルーク・ケイジ』© Myles Aronowitz/Netflix