米国が新たに発足した宇宙軍と『スター・トレック』のロゴがソックリ!似ているのは今回だけではなかった...

映画&ドラマともに絶大な人気を誇り、ポップカルチャーにも多大な影響を与えてきた『スター・トレック』シリーズのロゴと、米国が新たに発足した宇宙軍のロゴがソックリだと大きな話題になっている。米Comicbook.comほか複数のメディアが報じている。

今月24日(金)にドナルド・トランプ米大統領が発表した宇宙軍(Space Force)の印章は、宇宙と地球をバックに矢印を思わせるデルタ形のシンボルが真ん中にあしらわれ、流れ星のような物体がぐるりと円を描いている。

このロゴは、『スター・トレック』シリーズに登場する宇宙艦隊スターフリート号を彷彿とさせるデザインとなっており、SNSではファンから両ロゴの類似性を指摘する声が次々に挙がっている。

『新スター・トレック』のジャン・リュック・ピカード艦長のその後を描くスピンオフドラマ『スタートレック:ピカード』が、宇宙軍のロゴが発表された前日となる23日(金)より米CBS All Accessにて配信スタートしたこともあり、絶妙なタイミングだ。

米宇宙軍の報道官はロゴのデザインについて『スター・トレック』には触れず、ロゴの中心となるデルタ形は1942年に米陸軍航空隊によって初めて使われ、1961年には初期の宇宙関連組織のエンブレムにも使用されたことに言及。それ以来、デルタのシンボルは軍事宇宙組織の印章をとして使われていると述べた。

対して、『スター・トレック』のスターフリート号のロゴは1964年にデザインされ、1966年に放送されたTVシリーズ『スター・トレック/宇宙大作戦』で初登場した。

だがComicbook.comは、1982年に設立した空軍宇宙軍団(AFSPC)のロゴには『スター・トレック』の影響があるのではと推測し、その影響が今回発表された宇宙軍に続いているのではと伝えている。『スター・トレック/宇宙大作戦』に出演していたジョージ・タケイは、今回の類似について十分に似ていると述べ、政府はロイヤリティを支払うべきだと感じているようだ。

米国宇宙軍が『スター・トレック』についてあいまいな発言をしたのは今回が初めてではない。米国宇宙軍の司令部である宇宙作戦司令部(Space Operations Command)を略するとSPOC。シリーズに登場する人気キャラクター、スポックの名前だ。

パトリック・スチュワートがジャン・リュック・ピカード役で続投する『スタートレック:ピカード』は、日本ではAmazon Prime Videoにて1月24日(金)より配信スタートしたばかり。(海外ドラマNAVI)

Photo:

アメリカ宇宙軍のロゴ