『シカゴP.D.』を去ったあのキャラクターが、クロスオーバーでカムバック!

シカゴ警察21分署特捜班の活躍を描く大ヒットシカゴシリーズの『シカゴP.D.』。本作シーズン3でレギュラーを降板したあのキャラクターが、お馴染みのシカゴシリーズ3作クロスオーバーエピソードでカムバックしていたことが明らかになった。米One Chicago Centerなど複数のメディアが報じている。

そのキャラクターとは、ブライアン・ジェラティ演じるショーン・ローマン。ショーンはシーズン2で初登場し、シーズン3までキム・バージェス(マリーナ・スコーシアーティ)のパートナーのパトロール警官だった。だが、シーズン3でパトカーにいたところを銃撃され左腕を負傷。その後遺症もあり退職するという展開でシカゴ警察を離れた。

今回ショーンが再び登場となったエピソードは、米国で2月26日(水)に3作品3時間枠で放送されたクロスオーバー。今回ショーンの再登場について、ブライアンは以下のように答えている。

「(当時)ショーンという役にけじめをつけられたと思っていた。素晴らしい作品だし、もうショーンが戻って来る必要ないと思っていた。でももちろん、製作スタッフがいいストーリーを用意してくれたら...。僕は作品とクリエイターのディック・ウルフともとても良い関係を築けた。だから復帰にも前向きなんだ。彼らのやり方はとてもリスクが高く、説得力があるもので、それがこのショーンを復活させる面白い方法だと思ったよ。この作品のおかげで僕のファンがこんなに増えたとは知らなかったよ。すごいことだよ。本当に多くの人がこの『シカゴ』シリーズが好きなんだ。信じられないことだよ」

復帰について喜ばしい気持ちを吐露したブライアンだが、以前降板した時には、元々長くショーンを演じるとは思っていなかったことも告白していた。

「この作品に出演した時から、なんとなく長期間関わるとは思っていなかったよ。だから降板した時も当たり前のように感じた。機が熟しただけだし、僕は色々なところに行くのが好きだからね。俳優だしいろんな役を演じたいんだ。でも、スタッフがショーンのその後を未知数にしていたことには驚かないよ。1998年に『LAW&ORDER』に出て、8年後に『LAW&ORDER 性犯罪特捜班』に出たんだ。タイミングも良かったよ。ディック(・ウルフ)と素晴らしい関係を築いているから、彼が電話してきたら、何をやっていてもやめて彼の事を第一優先にするんだ」

クリエイターとの良好な関係が今回のカムバックの大きな要因であることは間違いなさそうだ。このクロスオーバーエピソードだけでの復帰かどうかは現時点では未定だが、前向きに考えているというブライアンの言葉に今後のことも期待したい。(海外ドラマNAVI)

Photo:『シカゴP.D.』NBC/Mark Seliger/NBC - © 2015 NBCUniversal Media, LLC