大ヒットドラマ『プリティ・リトル・ライアーズ』のトローヤン・ベリサリオが、米CBSの政治ドラマのパイロット版に出演すると米Varietyが伝えている。
トローヤンは、『グレイズ・アナトミー』のデレク役で知られるパトリック・デンプシーが主演を務めると先日発表された『Ways and Means(原題)』に出演。
『Ways and Means』は、かつてはパワフルだったが政治への信念を失ったパトリック演じる議員が反対党である理想主義的な若い下院議員のトローヤン演じるクレアを中心に、彼自身が加担してしまった停滞したシステムを打破するために二人は関係が明るみに出ないように気をつけながらも協力し、アメリカ政治を救おうと試みるストーリー。
トローヤン演じるクレアは、新たに選出された積極的で理想主義的な新人民主党議員で、知性と率直さを兼ね備えた女性。パトリック演じる議会指導者がクレアの理想主義的な考えと野心をどのように議会に適応させていくのかが見どころだ。
今回の発表にトローヤンは自身のInstagramを更新し、「次のステップに進めることにとても興奮しているし、誇りに思っているわ」とコメント。
『アンフォゲッタブル 完全記憶捜査』シリーズのクリエイターで知られるエド・レートリヒが製作し、共和党コンサルタントのマイク・マーフィーとともに脚本を手掛ける。さらに元米CBSの社長であるニーナ・タスラーと、『アンフォゲッタブル』のデニーズ・ディ・ノヴィや『シリコンバレー』のトム・ラサリー、『ザ・ソプラノズ 哀愁のマフィア』のフィル・アブラハムが製作総指揮を務め、アブラハムは監督も担う。『LEFTOVERS/残された世界』のルーシー役で知られるアマンダ・ウォーレンの出演も決定している。
トローヤンは大ヒットドラマ『プリティ・リトル・ライアーズ』でスペンサー・ヘイスティングスを演じ、主要キャストの一人として全7シーズンに出演。昨年は映画『Where"d You Go, Bernadette(原題)』やフランスの古典的カルト作品『Martyrs(原題)』、脚本や製作に参加した『Feed(原題)』に出演し、多才ぶりを発揮している。
『グレイズ・アナトミー』以来の主演作品となるパトリックだけではなく、トローヤンにとっても『プリティ・リトル・ライアーズ』以来のメインキャストとなる本作。続報に期待したい。(海外ドラマNAVI)
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トローヤン・ベリサリオ (c)NYPW/FAMOUS