『デスパレートな妻たち』で悪の限りを尽くしてきたあのオトコが、今度はアメリカ大統領に

大人気ドラメディ『デスパレートな妻たち』で8シーズンにわたり、メアリー・アリスの夫ポール・ヤングを演じたマーク・モーゼス。米CWの新作ドラマ『Maverick(原題)』に出演することが明らかとなった。様々な事情があったにせよ、『デスパレートな妻たち』で何かと怪しげな行動で視聴者を惑わせたポール役だが、今度は新作で米国大統領を演じるという。米Deadlineが報じている。

権威主義の支配下にある現代アメリカを舞台にした『Maverick』の主人公は、米国大統領の父親が道徳的で慈悲深いと信じて育った大学生の娘キット。

キットは同級生に嫌がらせをされるわ、シークレット・サービスの監視下で自由に動けないわで、ジョージタウン大学での初日に散々な思いをし、家族に対する忠誠心を貫くか、それとも大学一年目で大きくなりつつある反抗心に従うか決断を迫られることになる。

マークはキットの父親で大統領のチャールズ・プライスを演じ、献身的な支持者を得ている彼は娘に甘いという弱点があるものの、威厳と魅力をもって国を指揮して国民の安全を守る計画を打ち出すが、その内容は見かけよりも道徳観からかけ離れていた――。

すでにキット役には、レイナ・ハーデスティ(『THE FLASH/フラッシュ』)が決定しており、キットの異母父兄セバスチャン役にピート・プロゼック(『ミュータント・タートルズ』シリーズ)がキャスティングされている。

『マーベル ランナウェイズ』でクリエイターを務めるジョシュ・シュワルツとステファニー・サヴェージが指揮を執り、二人はウォーレン・シュー・レナード(『殺人を無罪にする方法』)らと共同製作総指揮も担う。

『アリー・my ラブ』や『ザ・プラクティス/ボストン弁護士ファイル』などにゲストとして登場していたマークは、『デスパレートな妻たち』に出演する合間をぬって、法律ドラマ『ボストン・リーガル』や『MAD MEN マッドメン』『HOMELAND』などでも活躍。近年は、サイバー・サスペンスドラマ『MR. ROBOT/ミスター・ロボット』や、ニコール・キッドマンが主演した映画『スキャンダル』などにも姿を見せている。(海外ドラマNAVI)

Photo:『デスパレートな妻たち』 (c)ABC/MOSHE BRAKHA