ディズニーの新配信サービスDisney+が製作する新マーベルドラマ『Loki(原題)』に、すでにマーベル映画に出演したことのあるベテラン英国俳優が参加することが明らかとなった。米Varietyが報じている。
『Loki』は、人気マーベル映画『マイティ・ソー』シリーズの主人公ソーの義理の弟であるロキを主人公した全6話のリミテッドシリーズ。映画『アベンジャーズ/エンドゲーム』でテッセラクトを奪って逃亡したロキは、時空を飛び越えることができるため、人類史や過去の出来事に影響を及ぼすことになるという。
ロキ役でトム・ヒドルストンが続投するほか、オーウェン・ウィルソン(『シャンハイ・ヌーン』)、ソフィア・ディ・マーティノ(『イエスタデイ』)、ググ・ンバータ=ロー(『ザ・モーニングショー』)の出演も決定している。コメディドラマ『セックス・エデュケーション』のケイト・ヘロンが監督を務め、脚本を執筆するのは人気アニメシリーズ『リック・アンド・モーティー』のプロデューサーであるマイケル・ウォルドン。
今回、新たにキャストに加わることになったのは、マーベル映画『LOGAN/ローガン』でザンダー・ライス博士を演じたリチャード・E・グラント。現時点では彼が演じる役柄は明らかになっていないが、ロキが時空を飛び越えることができることから、未来の年老いたロキを演じるのではないかと予想するファンが複数いることを英Digital Spyが伝えている。
『エイジ・オブ・イノセンス/汚れなき情事』『ある貴婦人の肖像』『十二夜』『ゴスフォード・パーク』『ダウントン・アビー』といった古典劇や時代劇での活躍が目立つリチャード。だが近年は大作出演が増え、前述した『LOGAN』のほか、ディズニー映画『くるみ割り人形と秘密の王国』や『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』にも参加。英国人らしくあまり感情を表に出さない冷戦沈着な役のほか、人気ドラマ『GIRLS/ガールズ』で演じたドラッグ依存症者のようなエキセントリックな役も得意としており、2018年の映画『ある女流作家の罪と罰』ではアカデミー賞助演男優賞にノミネートされている。
リチャードが出演する『Loki』は、新型コロナウイルスの影響で一時撮影がストップしているが、今のところDisney+で2021年からの配信を予定している。(海外ドラマNAVI)
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『マイティ・ソー/ダーク・ワールド』 (C) FAMOUS
トム・ヒドルストン (C) FAM008/FAMOUS
リチャード・E・グラント (C) NYZ19/FAMOUS