ニーガンのマスクはダリル×ジョーカー!『ウォーキング・デッド』を語り尽くす『トーキング・デッド』

大ヒットドラマ『ウォーキング・デッド』の全米での放送直後にキャストやスタッフをゲストに迎えて同作の貴重な裏側が語られるトークショー『トーキング・デッド』。本家のシーズン10後半に合わせて、同番組の新エピソードもHuluにて順次配信中だ。『ウォーキング・デッド』シーズン10第11話「夜明けの明星」の放送直後に収録された第11回の内容をちょっとだけご紹介しよう。(※本記事は『ウォーキング・デッド』シーズン10第11話までのネタばれを含みますのでご注意ください)

この回のゲストは、ダリル役のノーマン・リーダスと製作総指揮のグレッグ・ニコテロ。今回も多くの興味深い裏話が披露される中で、ノーマンが劇中のダリル以上(?)の災難の連続に見舞われていることが判明した。

まずは、このエピソードで登場したダリルの新しい武器、朝星棒に関するもの。当初は『007』シリーズでジェームズ・ボンドが使っているようなメカっぽい武器になるはずだったが、本作は「『ゲーム・オブ・スローンズ』のゴミ捨て場バージョン」(ノーマン)なのでより簡素なものになったという経緯を語ったノーマン。しかしこの新しい武器を使った撮影時、カメラに向かって振った場合はぶつける相手がいないため武器の先端にある球(ゴム製)をよけなければならなかったのに自分の頭に当ててしまったそう。衝撃でしばらく頭が"ゴーン!"となったほか、恥ずかしい思いをしたと回想する。

ノーマンはさらに樹液の入った袋を投げられるシーンで、スタッフから顔にバシャッとかけられたと告白。「みんな謝ってたけど、わざとだろ。本当にキツかった」と苦労をにじませていた。

その後、ノーマンはメルル役のマイケル・ルーカーがかつて自分の顔に何針も縫う怪我を負わせたことにも言及。ただし、決して意図したものではないその怪我のことを自分は誰にも言わなかったので、マイケル本人が先月テレビカメラの前でそのことを打ち明けた時は慌ててしまったと振り返っているのが微笑ましい。

ダリルの顔をめぐる受難はまだ終わらず、ニーガンのマスクにも関連があることが判明。ニーガン役のジェフリー・ディーン・モーガンのリクエストで、実は彼のマスクにはノーマンの顔の型が本人には内緒で使われている。それに、『バットマン』のジョーカーのように口が裂けた切れ込みを入れることで最高のマスクが出来上がった。

また、ダリルのベストの背中にある翼の一つをジュディスが生まれ変わらせたことについて、興味深い話も飛び出した。ジュディス役のケイリー・フレミングは、そのイラストに関してシーズン10ならではの細かい遊び心を説明するとともに、自分がデザインするなら虹やユニコーンを描きラメや蛍光色も使って可愛くすると提案。その流れで、彼女は撮影中のお絵かきでノーマンの顔にユニコーンの体をしたキャラクター、"ノーマコーン"を描いていたことも明かしている。

そのほかにも、キャロルとダリルの仲直りや、ユージーンとロジータのキス未遂、ニコテロがウォーカーに変身させたい有名人、新スピンオフ『The Walking Dead: World Beyond(原題)』に見る新旧ウォーカーの違いなど今回も内容盛り沢山なので、番組内で確認してみてはいかがだろう? 『トーキング・デッド』の該当エピソードは3月19日(木)0:00よりHuluにて配信。なお、Huluでは『ウォーキング・デッド』とノーマンがホストの旅番組『ライド with ノーマン・リーダス』も配信中だ。(海外ドラマNAVI)

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『トーキング・デッド』
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