Netflixが、韓国のアニメシリーズを下敷きにしたゾンビドラマ『All Of Us Are Dead(原題)』を製作することが明らかとなった。
『All Of Us Are Dead』は韓国のウェブ・アニメシリーズ『Now At Our School(原題)』のドラマ化となり、国中にゾンビウイルスが蔓延したため、学校でロックダウン状態となった生徒たちが中心に描かれる。韓国をはじめ、インドネシアやタイ、台湾などでも人気がある。
『All Of Us Are Dead』ではウイルスの蔓延やロックダウンなど、新型コロナウイルス(COVID-19)の感染拡大により人々が自宅隔離により身動きが取れなくなっている現在の状況と酷似しているが、それだけでなく、愛する家族や友人、外界から隔離されたことで感じる恐怖によって起こる影響にも焦点が当てられるという。
韓国映画『完璧な他人』でメガホンを取ったイ・ジェギュが監督・プロデュースを務め、現時点でキャスティングは発表されていない。
韓国の作品といえば、今年度はアカデミー賞で『パラサイト 半地下の家族』が作品賞に輝き、本作も米HBOでドラマ化されることが決定しており、人気医療ドラマ『グッド・ドクター 名医の条件』もオリジナルは韓国のドラマシリーズだ。
にわかに、ハリウッドで韓国の映画やドラマに注目が集まっている模様で、今後もこういったリメイクやリブートの製作が続々と決まる可能性がありそうだ。
なお、Netflixではゾンビをテーマにしたオリジナルドラマとして、ジェイミー・キング(『ハート・オブ・ディクシー ドクターハートの診療日記』)が主演する『ブラック・サマー:Zネーション外伝』がシーズン2へ更新されたが、2019年に配信開始されたゾンビ青春ドラマ『デイブレイク ~世界が終わったその先で~』はシーズ1で打ち切られている。(海外ドラマNAVI)
Photo:『ウォーキング・デッド』シーズン2 ©AMC