『ロスト・イン・トランスレーション』ソフィア・コッポラもドラマ界へ!

日本で出会ったアメリカ人の男女の数日を描いた『ロスト・イン・トランスレーション』でアカデミー賞監督賞にノミネートされ、同脚本賞を受賞するなど、女性視点で繊細に綴った作風で高い評価を得ているソフィア・コッポラ。実は本日14日に49回目の誕生日を迎えた彼女が、Apple TV+で古典小説をドラマ化することが明らかとなった。米Deadlineが報じている。

1913年に出版された小説「The Custom Of The Country(原題)」の主人公は、米中西部出身でニューヨークの社交界で上り詰めようとするアンダイン・スプラッグという女性。両親を説得して一家でニューヨークへ移ったアンダインは、由緒ある家系だが裕福ではないラルフ・マーベルという男性と結婚する。しかし、もっといい暮らしがしたいと高望みする彼女は、浮気をしたり、幼い息子の面倒を見なかったり、恐喝行為に及んだりといった問題行為を繰り返していく。作者は、映画化された「エイジ・オブ・イノセンス 汚れなき情事」で女性作家として初めてピューリッツァー賞を受賞したイーディス・ウォートン。

「The Custom Of The Country」は、英国の貴族と使用人の人間模様を描いた大ヒットドラマ『ダウントン・アビー』にインスピレーションを与えたとも言われる作品だ。これまで一度も映像化されていない同小説だが、映像化の話が出たのはこれが初めてではなく、2014年にソニー・ピクチャーズ テレビジョンがスカーレット・ヨハンソン(『アベンジャーズ』シリーズ)主演でドラマ化を進めていたが実現には至らなかった。

今回のドラマ版はミニシリーズになる予定で、コッポラが脚本・監督を務めるとのこと。彼女はすでにAppleで映画『On the Rocks(原題)』に取りかかっていたが、ドラマシリーズの仕事をするのは今回が初めてとなる。

「アンダイン・スプラッグは文学の中で一番好きなアンチヒロインなの。彼女を初めて映像化できることにワクワクしているわ」とコッポラは声明で述べている。

キャストに関しては、米Vultureによれば、『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』で本年度アカデミー賞助演女優賞候補になったフローレンス・ピュ―や、『SOMEWHERE』と『The Beguiled/ビガイルド 欲望のめざめ』ですでにコッポラと組んだエル・ファニングの名前が早くも挙がっているようだ。(海外ドラマNAVI)

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『ロスト・イン・トランスレーション』
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