『ピーキー・ブラインダーズ』クリエイターが手掛けるドラマ版「大いなる遺産」でトム・ハーディとリドリー・スコットと再タッグ

文豪チャールズ・ディケンズによる古典小説「大いなる遺産」ドラマ版『Great Expectations(原題)』の配信日が決定した。『ピーキー・ブラインダーズ』クリエイターであるスティーヴン・ナイトが手掛け、犯罪ドラマ『TABOO』のトム・ハーディとリドリー・スコットと再びタッグを組むことでも話題の本作は、米Huluで現地時間3月26日(日)に配信開始される。

「大いなる遺産」とは?

1861年に出版された「大いなる遺産」は、巨額の遺産を手にすると知った孤児の主人公ピップが、少年から青年へと成長した時代を回想する形で語られる大作で、これまでに何度も映像化されている。BBCと米FXで製作される今回のドラマは6話構成となる。

『Great Expectations』予告

キャスト

オリヴィア・コールマン(『ザ・クラウン』)、フィオン・ホワイトヘッド(『ダンケルク』)、シャローム・ブルネ=フランクリン(『ザ・ツーリスト 俺は誰だ?』)、マット・ベリー(『シェアハウス・ウィズ・ヴァンパイア』)、アシュリー・トーマス(『ハリー・パーマー 国際諜報局』)、ジョニー・ハリス(『フォーティチュード/極寒の殺人鬼』)、ヘイリー・スクワイアーズ(『エセックスの蛇』)、オーウェン・マクドネル(『キリング・イヴ/Killing Eve』)、トリスタン・グラヴェル(『ロード・オブ・ザ・リング:力の指輪』)、ルディ・ダーマリンガム(『ザ・スプリット 離婚弁護士』)らが出演。

製作陣

ナイト、ハーディ、スコットの三人は『TABOO』、2019年末にBBCで放送されたディケンズの「クリスマス・キャロル」のミニシリーズ版に続き、本作でも製作総指揮を務める。

「クリスマス・キャロル」に続いて本作でも脚色を担うナイトはディケンズのファンだと公言しており、「ディケンズの作品を脚色できることは喜びだね。次の作品として『大いなる遺産』を選んだのは、ここに出てくるキャラクターが時代を超越しているだけでなく、非常にタイムリーなストーリーでもあるからなんだ。私自身が鍛冶屋の息子なので、社会を這い上っていくピップの人生は非常に特別な意味を持つんだよ」と語っている。

なお、ナイトはほかにも『蜘蛛の巣を払う女』『マダム・マロリーと魔法のスパイス』のように原作がある作品の脚色を担当しているが、一方でオリジナル脚本も多く執筆。2002年のオドレイ・トトゥ(『アメリ』)主演映画『堕天使のパスポート』ではアカデミー賞脚本賞にノミネートされている。また、トムとは長い付き合いで、2013年にナイトが監督・脚本を担当した映画『オン・ザ・ハイウェイ その夜、86分』にトムが主演。翌2014年からは、ナイトがクリエイターを務める犯罪ドラマ『ピーキー・ブラインダーズ』にトムが出演している。

トムとスコット、ナイトの三人がみたび顔を合わせるドラマ版「大いなる遺産」『Great Expectations(原題)』は、イギリスではBBCが放送、そのほかの国ではDisney+やStar+での配信が予定されている。(海外ドラマNAVI)

Photo:FXネットワーク公式Twitter(@FXNetworks)より