『ドクター・フー』過去のドクターたちが新たなストーリーで夢の共演!

1963年の放送開始から全世界で愛され続けているイギリスの国民的長寿SFドラマシリーズ『ドクター・フー』。現在は史上初の女性ドクターが活躍しているが、なんと過去のドクターが新たなストーリーで共演することが明らかになった。米Digitalspyが報じている。

今回発表されたキャストは、同作で10代目ドクターを2005年から2010年まで演じたデヴィッド・テナントと、4代目ドクターとして1974年から1981年まで活躍したトム・ベイカーの二人。彼らは、英BBCの手がける『Doctor Who: Out of Time(原題)』というオーディオシリーズに出演する。

この物語では、次の世代に受け継ぐ前の「終わりの時」である大聖堂にデヴィッド扮する10代目ドクターが登場。しかし大聖堂にはすでにトム扮する4代目ドクターが...。10代目はショックを受けるものの、すぐに二人のドクターは団結して、人類支配を目論む地球外生命体ダーレクに挑むというストーリー。

「トムは明らかに私が知った最初のドクター・フーでした」とデヴィッドは語る。「私は大ファンでした。グラスゴーにあるジョン・メンジーズ(の施設)で彼に会い、彼は私の本にサインをしてくれたのです。トムの人形なども持っていました。トムこそが"ドクター"でした。彼のキャラクターとの関わり方は、時代を超越したような何かがあるのです」と憧れのドクターとの共演にデヴィッドは喜びをあらわにした。

トムは謎のキュレイターとして、2013年の50周年記念番組『ドクター・フー ニュー・ジェネレーション ドクターの日』にも登場している。

このロックダウン中に、トムは本オーディオブックの収録を終えている。二人のドクターが共演する『Doctor Who: Out of Time』のCDとデジタルダウンロード版は今年8月にリリース予定。(海外ドラマNAVI)

Photo:The Who Shelf公式Twitterより