『ドクター・フー』10代目デヴィッド・テナント、特別企画「ドクター・フー:ロックダウン」でカムバック!

1960年代から英国で不動の人気を誇るSFファンタジードラマ『ドクター・フー』で10代目ドクターを演じたデヴィッド・テナントが、短編アニメ版に同役でカムバックしていたことが明らかとなった。米Screen Rantが報じている。

『ドクター・フー』に特化した雑誌「Doctor Who Magazine」でエディターを務めるエミリー・クックが、新型コロナウイルス(COVID-19)の感染拡大の影響により自己隔離を余儀なくされたファンのために、印象深かったエピソードを再び視聴する鑑賞パーティー「Doctor Who: LOCKDOWN!」を企画した。

クックはシリーズに出演したキャストや監督にも参加を呼びかけ、単に過去のエピソードを配信するだけでなく、元ショーランナーのラッセル・T・デイヴィースがタイム・ウォーの終焉に対する思いや、エリザベス・スレイデン演じるサラ・ジェーン・スミスとの別れを綴った短編エッセイを掲載したそうだ。

そして、鑑賞パーティーシリーズの最後から2番目の回では、クックが11分にわたる「The Secret of Novice Hame」と題された短編アニメをプロデュース。本作で中心となる猫のシスターNovice Hameはデヴィッド・テナントがドクターを務めた時代に登場した猫の姿をした悪役キャラクターで、短編アニメにドクター役でデヴィッドがカムバックし、ドラマでNovice Hameを演じたアンナ・ホープも声で出演している。

また、この企画はラッセル・T・デイヴィースが脚本を執筆し、シリーズで楽曲を務めたマーレイ・ゴールドがスコアを担い、『ドクター・フー』の頭脳が終結した豪華な作品となっている。

『ドクター・フー』は13代目にしてシリーズ初となる女性ドクターが登場し、犯罪サスペンスドラマ『ブロードチャーチ ~殺意の町~』などに出演しているジョディ・ウィッテカーがシーズン11から主演。シーズン12は最終話となる第10話を現地時間3月1日に放送終了したが、製作総指揮を担うクリス・チブナルはこの最終話より、現在の1話45分完結のエピソードから2話完結の2パート制にして、より壮大なストーリー展開をしたいと昨年11月に話していた。

現時点ではシーズン13への更新は発表されていないが、ジョディは今年1月にシーズン13にも継続する意向を示している。(海外ドラマNAVI)

Photo:『ドクター・フー』© BBC 2009