『ゲーム・オブ・スローンズ』サンサ・スターク役、人種差別についてメッセージを発する

米HBOの大河ファンタジードラマ『ゲーム・オブ・スローンズ』のサンサ・スターク役でブレイクしたソフィー・ターナーが、現在アメリカやその他の国でも抗議活動の原因となっている人種差別について、メッセージを発している。

6月6日(土)、夫でジョナス・ブラザーズの次男、DNCEのメインボーカルであるジョー・ジョナスと一緒にロサンゼルスでの抗議活動に参加した23歳のソフィーは、マスクをして妊娠中の大きなお腹を気遣いゆったりとしたパンツ姿で登場していた。そしてInstagramに「BLACK LIVES MATTER」と大きく投稿したソフィーは、以下のようなコメントを記載した。

「非常に心が沈んでいます。人種差別に反対して声を上げ、正義と平等のために戦う人々と共に立ち上がります。沈黙するという選択肢はありません。私の発言ではなく、耳を傾けるべき人たちの発言に重点を置きたいと思います」と、アフリカ系の作家や脚本家、活動家など著名人の名前とInstagramアカウントを記載。

また別のInstagramの投稿では、「正義のないところに平和はない」とコメントし、広場でうつぶせになって抗議活動をしている人たちの写真を掲載。

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No justice, no peace #BlackLivesMatter

Sophie Turner(@sophiet)がシェアした投稿 -

現在全米各地では、5月25日(水)にミネソタ州ミネアポリスで黒人男性のジョージ・フロイドさんが白人警官に首を押さえつけられて死亡した事件を受け、大規模な抗議活動が続いている。ハリウッドの関係者も今回のことを重く受けとめ、様々な抗議活動やコメントを発しているが、ソフィーもまたこの事件に対して意見を述べている。

「これはあの4人の警察官だけの問題ではありません。(今年、ケンタッキー州の自宅で就寝していたところを警官に銃撃され死亡した黒人女性の)ブレオナ・テイラー、(2012年に射殺された高校生の)トレイボン・マーティン、(2014年、逮捕の際に締め技がきつすぎたことが原因で窒息死した)エリック・ガーナーのことなのです。何百年も黒人の方たちが直面してきたこの社会のシステムの問題なのです。そんなシステムを変えるための活動なのです。社会が人間は平等であるという私たちの信念を反映した時にこそやっと、正義が裁かれるのです。その日が来るまで、平和というものは存在しません」

ソフィーとジョーが参加した抗議活動には、他にもジェイミー・フォックス(『アメイジング・スパイダーマン』)、ティナーシェ(『Empire 成功の代償』)などが参加していた。

先日ソフィーは、第一子を授かったことが報じられており、自身の体調も気になるところだが、このように声をあげてメッセージを発信している。(海外ドラマNAVI)

Photo:ソフィー・ターナー© Faye S/Famous