『YOU』ペン・バッジリー、共演者による未成年者セクハラ疑惑に対し嫌悪感をあらわに

ニューヨークのセレブ学生の生活を描いた大ヒットドラマ『ゴシップガール』でダン・ハンフリーを演じたペン・バッジリー。サイコ・スリラードラマ『YOU ー君がすべてー』では魅力的なストーカー役を不気味に演じるペンが、同作シーズン2での共演者のセクハラ疑惑に関して、コメントを発した。米E!Onlineなど複数のメディアが報じている。

Netflixで配信中の『YOU』で、セレブな有名コメディアンのヘンダーソンを演じた俳優でコメディアンのクリス・デリア(『ラッシュアワー』)。現在40歳のクリスは、16歳で未成年の少女に不適切なメッセージを送っていたことを公表されている。

その女性はTwitterで、「16歳の女の子が自分の2倍もの年齢のコメディアンから連絡が来ることを想像してみてください。彼には会わず、肉体的にも何もされなかった唯一の理由は、同じ年くらいの彼氏ができたからなのです」とコメント。

そのスクリーンショットには、クリスと思われるアカウントから、「写真送って」「やれる?」というやりとりが記載されている。

さらに他の女性からも同じような告発が続いているが、全員が性的被害にあったと言っているわけではないようだ。クリス側はこれらをすべて否定。

「異性関係はすべて同意の上で合法的でなものであり、不適切な写真を交換したことなども一度もありません。ですが謝罪します。このようなライフスタイルに溺れてしまった愚かな自分のせいです。今後よりよい人間になることを誓います」と述べた。

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皮肉なことに、『YOU』シーズン2でクリスが演じたヘンダーソンというキャラクターは、10代の少女に性的暴行を加えるという裏の顔があるという役どころであり、本作で主演を務めるペンは米The Los Angeles Timesのポッドキャスト番組「Can"t Stop Watching」で以下のように語った。

「とても気分が悪いです。考えないようにしているのですが、この作品のような番組は、間接的にそして無意識のうちに、虐待をしている人たちの隠れみのになるのではないかという思いがよぎります。それは非常に憂慮すべきことです。どうすればその状況を変えられるのか? 一人一人の個人の振る舞いをチェックするだけでは変わらないのです。その種の卑劣な振る舞いが、非人道的だと明らかにわかるくらいに、文化や人々の態度が変わらなければならないのです」

続けて、作品そのものに対しても率直な自身の想いを述べた。「この作品は、少なくとも文化を生み出そうとしているのは理解していますが、実際そうしているでしょうか。この作品が、作中に出ているような卑劣な人間やシステムを維持している原因になっていないことを願っています」

この件を受けて、本作プロデューサーが劇中でクリスに憧れるティーンエイジャーのエリーを演じたジェナ・オルテガ(『リッチー・リッチ』)に連絡をとり、不安に感じていないかと確認していることも明かした。ジェナからのコメントはまだない。

以前もインタビューでペンは、「皮肉なことです。自分がわからないのは、どうして皆この作品を見ているのか、どうして自分たちはこれを作っているのか? どうしてこんなに人気なのかということです。今のこの社会と関係しているからこそ思う疑問なのでしょう」と、作品自体の存在とその人気に疑問を抱いていた。

コメディドラマ『Workaholics(原題)』では、クリスが演じた役が小児性愛者という役どころだったため、1話だけのゲスト出演ではあったが、米Comedy Central、米Hulu、米Amazon Prime Videoともに該当エピソードの配信を中止。またACCと3 Arts Entertainmentの両所属事務所もクリスの登録を抹消、事実上解雇したことが明らかになっている。

ペンのコメントに対してクリスはまだ何も発表していないが、今後が気になるところだ。『YOU ー君がすべてー』はNetflixでシーズン1と2を配信中。ストーリーの展開上、クリスのシーズン3への続投はないものとみられている。(海外ドラマNAVI)

Photo:『YOU ー君がすべてー』(C)Tyler Golden/Netflix