『新スター・トレック』のジャン・リュック・ピカード艦長のその後を描くスピンオフドラマ『スター・トレック:ピカード』でシリーズにカムバックしたパトリック・スチュワートが、初の自伝を出版することが明らかとなった。米Rolling Stoneが報じている。
この自伝は、イギリスのヨークシャーで貧困と家庭内暴力があった家庭で育ったパトリックの幼少時代と、『新スター・トレック』のジャン・リュック・ピカード艦長と、『X-MEN』シリーズのプロフェッサーXことチャールズ・エグゼビア役で人気を博す前に、イギリスで舞台を踏んでいた数十年を詳細に綴る内容になるとのこと。
パトリックは声明で、自伝を執筆するに至った理由を明かしている。「私の人生とキャリアに基づく回顧録を執筆するという考えは数十年前から念頭にありましたが、常に仕事に追われて後回しになっていました。今は仕事の要求がなく、いつ撮影が再開でいるか予測もできず、新シリーズ『スター・トレック:ピカード』の撮影の間で足止め状態になっています。情熱をもってシリーズをやり遂げたいと思っていますが、その間は...何をしようかと思っていました。ロサンゼルスの自宅には美しく日当たりが良く、落ち着ける書斎があります。私はもうすぐで80歳になります。立派なオフィスチェアを用意し、それに...時間があります。しかし何よりも大切なのは、自伝を執筆するなどと思いもせず、可能だとも思っていなかった私が、執筆を楽しんでいることです」と、新型コロナウイルス(COVID-19)感染拡大の影響により、『スター・トレック:ピカード』の撮影が中断され、時間ができたことが自伝執筆の大きな動機になったと語った。
パトリックはこの自伝のオーディオブックでナレーションも担当するが、 Gallery Booksより出版される書籍とオーディオブック版のリリース日、またタイトルは現時点では未定。
撮影再開が待たれる『スター・トレック:ピカード』シーズン2は、2021年配信予定と伝えられている。シーズン1は日本ではAmazon Prime Videoにて配信中。(海外ドラマNAVI)
Photo:パトリック・スチュワート (c)babirad/Famous