「このシリーズが永遠に続いてほしい!」ディズニー・チャンネル・オリジナル・ムービー最新作『ゾンビーズ2』メグ・ドネリー直撃インタビュー

ゾンビと人間の女の子の恋を描くディズニーの青春ミュージカルTV映画の続編『ゾンビーズ2』が、7月23日(木・祝)19:15よりディズニー・チャンネルにて日本初放送となる。前作でゾンビの少年ゼッドと恋に落ちたアディソン。ゾンビと人間が平和に暮らせるようになってから数カ月経ったある日、ひょんなことから謎の"狼族"が住む森に迷い込んでしまった彼女は、彼らを恐れる町の人々とは反対に、誇り高く生きる"狼族"にあこがれを抱くようになり...。放送に合わせて、ヒロインのアディソンを演じるメグ・ドネリーを直撃! 日本通でも知られるメグに、新作の魅力や作品に含まれたメッセージ、日本への思いなどを語ってもらった。

 

――1作目の時のインタビューで『ハイスクール・ミュージカル』が大好きで何度も見直しているとおっしゃっていましたが、そちらと同じく『ゾンビーズ』も2作目が作られたことをどう思われますか?

『ゾンビーズ』1作目が成功を収めて続編が作られたことはとても光栄よ。大好きな『ハイスクール・ミュージカル』のようにシリーズ化されたなんて信じられないくらい素晴らしいことで、夢じゃないことを確かめるために毎日自分をつねってるくらいなの(笑) 本当に感謝しているし、このシリーズが永遠に続いてほしいわ。

――では、もし『ゾンビーズ』がドラマシリーズになったらアディソンとして続投されますか?

ええ、もちろん。

――そう聞けて良かったです。続編の脚本を初めて読んだ時の印象は?

メッセージが力強くてとても気に入ったわ。今回新たに登場する"狼族"は、かつてのゾンビたちのように周りから誤解されているの。自分の居場所はどこなのか、自分のことを受け入れられるかといったことを掘り下げていくのはすごくクールだと思った。

 

――視聴者には本作からどういうことを受け取ってもらいたいですか?

この作品が伝えたいのは、お互いの違いを受け入れる、ということだと思う。あなたが他の人と違うから、あなたは悪いということじゃないの。あなたはただ違うだけなの。みんながお互いのことを学んだり、それぞれの文化から学んだりして、自分と違う相手を区別する代わりに団結すべきなの。それが『ゾンビーズ2』のメインのメッセージだと思う。

――本国アメリカでは今年2月に放送されましたが、あなたのファンやご家族、友人からの反響はいかがでしたか?

好意的に受け止めてもらえたと思うわ。一緒に観た友達と両親はとても気に入ってくれた。ファンのみんなも、新しいキャラクターも歌もダンスも楽しんでくれたと思う。すごく幸せよ。

 

――今回アディソンはイメージチェンジをしますね。1作目でイライザの衣装をカッコいいとおっしゃっていましたが、今回"狼族"のスタイルを経験していかがでしたか?

とっても楽しかったわ。アディソンはとてもシンプルなスタイルだから、そんな彼女が"狼族"のような服を着て、髪型も変えたことはすごくクールだった。あのスタイルを身に着けるたびにパワフルになった気がしたわ。

――アディソンの"狼族"のヘアスタイルはウィッグだそうですが、あれをつけるのにどのくらいの時間がかかりましたか?

毎日、1時間半くらいね。長いプロセスが必要なの。今回のアディソンはチアリーダー版、狼族版、プロム版と3つもウィッグを使っていたのよ。

――アディソンは今回ゼッドと喧嘩をしてしまったり、自分のアイデンティティに苦しんだりしますね。この2作目の感情的なシーンで特に印象深いのはどの場面ですか?

やっていて一番楽しかったのは、デュエットを歌う直前のシーンね。アディソンがゼッドと喧嘩をするんだけど、あれがすごく面白かった。というのも、『ゾンビーズ』のゾンビたちは幸せだし、ゼッドを演じるマイロ(・マンハイム)と私自身も仲良しだし、それまでは二人でやるのはロマンティックなシーンばかりで争ったことがなかったの。そんな私たちが喧嘩するなんて、やり甲斐があって楽しかったわ。

 

――本作では新曲が9曲もありますね。お気に入りの曲はどれですか?

一つだけ選ぶのは難しいけど、お気に入りは「Flesh and Bone」よ。とてもパワフルで、毎回聴くたびに鳥肌が立つの。あの曲に合わせてダンスするのもとても楽しかった。ものすごくたくさんの人と踊ったのよ。本当に素晴らしかった。

――大変だったダンスは?

私にとっては「Call to the Wild」ね。振り付けがたくさんあったから。私が"狼族"たちの上を登っていって、ダンスしている最中に後ろ向きで倒れないといけないところがあったの。あそこは間違いなくとても怖かったし、挑戦だった。ものすごく楽しかったけどね。

 

――1作目のキャラクターたちが再集結したほか、"狼族"が新たに加わりましたね。今回特に注目してほしいキャラクターはいますか?

難しい質問ね...。でも一人挙げるなら"狼族"のウィラかな。彼女は強くてリーダーシップがあるし、髪型もすごくカッコいいから(笑) アディソンのように私自身も彼女のことを凄いと思っているの。

――そのウィラをはじめ多くの新しいキャラクターが登場しましたが、彼らとの共演はいかがでしたか?

とても楽しかった。私たちは家族みたいで、撮影現場ではいつも笑ったり、一緒にダンスしたり、ゲームで遊んでるの。カナダのトロントで撮影していたんだけど、仕事の後はみんなで近くを散歩したり、ピクニックに行ったり、プールで泳いだり、街を散策したわ。すっかり仲良くなったおかげで、撮影がすごくスムーズにいったのよ。

――アディソンは1作目、2作目を経てどんどん成長していきますが、あなた自身はこの2作を通してどういう成長をしたと感じていますか?

私自身とアディソンはもともと似ているんだけど、彼女を演じることで多くのことを学んだわ。彼女は多くの人にとってお手本となる人物だけど、私自身にとってもそうなの。彼女は誰に対しても優しいし、分け隔てせず、とても勇敢だから刺激をもらっているわ。彼女を演じることで、よりいい人間になれる気がするの。

――女優業と平行して音楽活動もされているあなたが歌う「Smile」の日本語バージョンを拝聴しました。日本語がますますお上手になっていますね。音楽活動では今後どんなことを予定されているのでしょう?

もう少しR&Bな曲をやりたいかな。今はそういう曲を家でよく歌っているの。

――ところで、あなたも含めて音楽活動もする俳優たちが多いのはなぜなのか以前から気になっているのですが、あなた自身にとって歌うことと演じることは似ているのですか?

たしかに多くの俳優が音楽活動もしていることは興味深いわね。ただ私自身は、歌うことと演じることに共通点があるとは考えていないの。私の場合、演技を始めるよりもずっと前からミュージカルが好きで、5歳くらいの頃からいつも歌っていたの。演技を始めたのは12歳の時よ。

ディズニー作品に出ている俳優は特に音楽活動もやる人が多いけど、それはきっとディズニーの作品が音楽をよく使っているからね。

 

――『ゾンビーズ2』は気になる形で終わっていますが...『ゾンビーズ3』はあるのでしょうか?

私たちはそう願っているわ。でも、正直に言って何も知らないの。特に今は世界でいろんなことが起きていて、撮影が行われていないし。でも、3作目が作られることを祈っているわ。

――楽しみにしています。あなたは日本好きですが、最近、日本のものでハマっているものや興味を持っているものは?

外出禁止令が出ている間はロサンゼルスの家で日本語を勉強していたの。日本に住んでいる友人たちとコミュニケーションを取るために、そして日本語を練習できるように、彼らと話すようにしていた。日本のYouTubeを見るのが好きなの。あとはファッション関連のショッピングブログもチェックしているわ。日本のファッションは素晴らしいから最新のスタイルを知っておきたいし、ぜひまた行きたいの。近いうちにそれが実現するといいんだけど。あとは、お寿司を毎晩のように食べるわ。あれは間違いなく私が興味を持っていることね(笑)

――最近覚えた日本語があれば教えてください。

よく使うのは「笑」。英語で言う、LOLね。あれを二つ並べて「笑笑」とするの。

 

――在宅期間中、他に何かしたことは?

自分のための音楽をたくさん作っていて、とても楽しかった。あとは、運転免許を取ろうとしたり、一定の距離を取りながら友人と会ったくらいね。

――もうすぐ誕生日(7月25日)を迎えますね。

そう。20歳になるの。すごくワクワクしているわ。

――当日、何か予定しているのですか?

分からないけど、ビーチに行けたら楽しいでしょうね。

――『ゾンビーズ2』を楽しみにしている人々たちに、メッセージをお願いします。

『ゾンビーズ2』を楽しんでもらえればと思うわ。そしてみんなをとても愛してる。(日本語で)ダイスキダヨ~!

 

■「ゾンビーズ2 プレミア・パーティー!」放送情報
7月23日(木・祝)ディズニー・チャンネル
17:30~19:15『ゾンビーズ』
19:15~21:00『ゾンビーズ2』(日本初放送)
21:00~21:30『ディセンダント リミックス・ダンスパーティー』(日本初放送)
公式サイトはこちら

Photo:

『ゾンビーズ2』
メグ・ドネリー
© Disney