Netflix『アンオーソドックス』主演女優、あの衝撃的なシーンを語る

厳しい戒律を遵守するユダヤ教の超正統派コミュニティを描くNetflixのミニシリーズ『アンオーソドックス』で主人公エスターを演じるシラ・ハースが、あの衝撃的なシーンについて語っている。

『アンオーソドックス』は、米ニューヨークのブルックリンに存在するユダヤ教の超正統派ハシディック(サマトール派)を離脱した女性を描くミニシリーズ。原作はデボラ・フェルドマンの回想録「Unorthodox: The Scandalous Rejection of My Hasidic Roots(原題)」で、彼女の実体験を基にしたストーリーだ。

厳しい戒律の下で生きるサマトール派の人々は禁欲的な衣服を身に着け、結婚する女性は頭を丸刈りにし、外へ出かける時はカツラを着用する。本編では、主人公エスターが同じくサマトール派の男性と結婚することが決まり、バリカンで頭を丸められるシーンが登場するのだ。

米Varietyのインタビューで、そのシーンについて質問されたシラは、オーディションの時点で実際に頭を剃るシーンがあることは知っていたため、心構えはできていたと語る。しかし、それまでずっと髪を大事にしてロングヘアを維持していたことから、頭を丸めたら自分がどんな風に見えるのか気がかりで、怖かったと明かした。

頭を剃るシーンが収録されたのはなんとセットでの撮影初日。シラは実際に撮影する前から、まるでエスター本人のようにナーバスになり、ワクワクすると同時に怖くもあったという当時を次のように振り返っている。

「ついに頭を坊主にする時、その数時間前か撮影前日だったか忘れたけど、監督のマリア・シュラーダーから言われたの。"あなたがシーンのために準備をするのが好きなのは知ってるわ。でもあのシーンには正しさも間違いもないから、あまり準備をしすぎないで。湧き出る感情のすべてが正しいから"って。彼女の言う通りだった。劇中では坊主にするシーンは20秒だけど、実際はノンストップで8分かけて2台のカメラを使ってワンテイクで撮影したの。それで終わり。ジェットコースターのように感情が渦巻いて、もちろんリアルだったわ」と答え、撮影するにはかなり精神的に難しいシーンとなったようだ。

また、夫役のアミット・ラハヴとのベッドシーンについてもコメント。ベッドシーンでは毎回、あまり考え過ぎず、落ち着いて演じるようにしているが、今回は相手役のアミットと以前から知り合いであったことで「本当に助かったの」と語っている。ともにイスラエルのテルアビブ出身である二人はヘブライ語が話せるため、撮影現場で自分たちしか分からない"秘密の言葉"を使って笑ったりできたことが気分転換になったようだ。

全4話のミニシリーズ『アンオーソドックス』でクリエイターを務めるのは、TV映画『ドイツ1983年』を手掛けたアンナ・ヴィンガーと『Oma & Bella(原題)』のアレクサ・カロリンスキ。

シラが迫真の演技を見せた甲斐もあり、作品は高い評価を得ており、『SHERLOCK/シャーロック』のジョン・ワトソン役で知られるマーティン・フリーマンも「素晴らしい作品」と称賛している

Netflixオリジナルシリーズ『アンオーソドックス』は配信中。(海外ドラマNAVI)

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『アンオーソドックス』
(C)Anika Molnar/Netflix