『LUCIFER/ルシファー』トム・エリス、シリーズ復活に懐疑的だった...

新シーズンがついに配信された人気犯罪捜査ドラマ『LUCIFER/ルシファー』は、珍しく2度の救済措置が取られた作品だ。1度目は米FOXにてシーズン3で打ち切られ、Netflixによって救済されたわけだが、その期間、どう事態が転がるか予測できない状況だっため、シリーズの復活に懐疑的だったと主演を務めるトム・エリスが明かした。

『ルシファー』で主人公ルシファー・モーニングスターを演じるトム・エリスが、英The Guardianのインタビューで最初にシリーズがキャンセルされたときのことを振り返っている。

トムは、イタリアのローマでコンベンションに出席しているときに打ち切りのニュースを知り、かなり気持ちが落ち込んでしまったという。その14時間後にキャンセルのニュースが世界中に伝えられ、ファンがSNSにてシリーズを救おうと呼びかけるキャンペーンを開始。これを受けたワーナー・ブラザース・テレビジョンのトップから電話を受けたトムは、製作スタジオが『ルシファー』の新たなプラットフォームを探していると伝えられたという。

しかし、トムはチームから「シリーズが救済される可能性は本当に低い」とも言われ、シリーズ継続への期待と不安が織り交ざった気持ちで待っていたとのこと。しかし、シリーズが終わる覚悟でシーズン3に取り組もうと思っていたところにNetflixから連絡があり、「次のシーズンへ進みませんか?」と打診され、クリエイターとショーランナーがプラットフォームの変更に同意し、シーズン4が製作されるに至ったと明かした。

めでたく『ルシファー』は復活することになったが、Netflixに救済後もシーズン5で打ち切りが決定した後に、シーズン6へ更新されるというドンデン返しがあった。今度こそファイナルを迎えることになるようだが、シリーズが幕を閉じた後、トムは新型コロナウイルス(COVID-19)が終息したら舞台に戻りたいと語った。

また、トムは悪魔を主人公にした『ルシファー』がカトリック信者が多い国で非常に人気が高いことに驚いていると述べ、自身のInstagramフォロワーの3分の1がカトリック信者で大多数を占めるブラジル人だとも明かした。

紆余曲折を経て、新シーズンがスタートした『LUCIFER/ルシファー』。シーズン5は2部編成となり、その前半が8月21(金)にNetflixにて配信されたばかり。後半エピソードの配信日は現時点で発表されていない。(海外ドラマNAVI)

Photo:Netflix『LUCIFER/ルシファー』