『ゲーム・オブ・スローンズ』あの人、ゴシック小説の映像化権を獲得!

ファンタジー大河ドラマ『ゲーム・オブ・スローンズ』で全8章にわたりジェイミー・ラニスターを演じたニコライ・コスター=ワルドーが、ゴシック小説の映像化権を獲得したことが明らかとなった。米Deadlineが報じている。

今回、ニコライと彼の製作会社であるIll Kippers Productionsが映像化権を獲得したのは、出版されたばかりのジョー・カプランによるゴシック小説「It Will Be Just Us(原題)」。この小説は、湿地に囲まれて朽ち果てかけた大邸宅を舞台に、新しい生命がこの世界に誕生しようとしている時に、二人の姉妹が死と遺産にドップリと浸かった家で争う様を描く。

ニコライは、「この本を見つけた時は非常に興奮しました。これは私たちが読んだり目にした中で最も独創的な、呪われた家の物語です。ジョー・カプランの物語には説得力があり、とにかく恐ろしいです! そして、人が暮らせないと思われていた土地に奴隷が逃げるというストーリー展開は歴史に基づいており、過去が戻ってきて悩ませるというメッセージも信じられないほどタイムリーで大きな刺激を受けました」と、原作小説のオリジナリティを称えている。

父タイウィンのもと、愛憎が交錯するラニスター家でサーセイ、ティリオンとともに育ったジェイミーを10年近く演じていたニコライ。同じように病んだ家に惹かれるのかもしれない。

Ill Kippers Productionsの副社長で製作部門のトップを務めるジェフリー・シャッセンらが製作総指揮を務める。この映像化が映画になるのかドラマシリーズになるのかは今のところ未定だ。

ニコライがジョー・デリックと共同設立したIll Kippers Productionsは昨年、1980年代を舞台にしたヘレン・ダンバーによる青春小説「We Are Lost and Found(原題)」の映像化権も獲得していた。デンマーク出身のニコライは現在、来年公開予定の母国の映画『Smagen af sult(原題)』を撮影中だ。(海外ドラマNAVI)

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『ゲーム・オブ・スローンズ』
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