『ホワイトカラー』マット・ボマー、需要があればリバイバルやりたい

米USAで2009年から6シーズンにわたり放送されたスタイリッシュな犯罪捜査ドラマ『ホワイトカラー』。今年5月には、メインキャストたちが自宅からビデオ会議システムを通して再会するスペシャルイベントが行われた本作だが、主人公ニール役のマット・ボマーが再びリバイバルの考えを語った。米Colliderが報じている。

『ホワイトカラー』は天才詐欺師のニール・キャフリーが自由と引き換えにFBIに協力し、ピーター・バーク捜査官(ティム・ディケイ)とタッグを組んで、数々の知的犯罪を捜査していく大ヒットシリーズ。

Netflixで9月30日(水)から配信された映画『ボーイズ・イン・ザ・バンド』に出演しているマットは、同作のプロモーションで『ホワイトカラー』のことを聞かれ、次のように答えた。

「2時間の映画を作って様子を見ようと思っていたんだ。みんなを集めて4時間の映画でもいいし、2時間の映画を2本でも、1時間の映画を4本でもいい。一つのストーリーだけでどうなるか見てみよう、それが僕の売り口上なんだ。マーケティング的には(『ホワイトカラー』のリバイバルが)今の時代の風潮に合うかどうかは分からない。それが世間の人にとって面白いかどうか分からないけど、そういうことをやってみたいと思うよ」

実は今年4月に、本作でクリエイターを務めたジェフ・イースティンがニールの象徴とも言えるフェドラハットの画像をTwitterに投稿し、「君のことを待ってるよ...。ニールを引退から引きずり出すときだ」とコメントしている。そして、この投稿にマットは「やろうよ! 年を取りすぎてフェドラハットがかぶれなくなる前に実現させよう」と絵文字を織り交ぜて返事をしていた。相棒のピーターを演じたティムも、同作のフィナーレに言及し、「(この話)乗ったよ...パリ行きの飛行機にね!」と反応し、可能性を示唆していた。

またマットは、シーズン3への更新が決まったDCドラマ『Doom Patrol(原題)』についても少し語り、「うまくいけば、新年にはアトランタに戻ってシーズン3の撮影に取り掛かるよ。でも、まだオフィシャルには何も言えないけれどね」とだけ話した。

同作は、DCコミックスのはみ出し者のスーパーヒーローで構成された"ドゥーム・パトロール"が主人公。現代のマッドサイエンティストことナイルズ・コールダー博士/チーフによって結成されたチームだ。その中で、マットは全身を包帯で覆い、サングラスをかけたネガティブマンの声を担当し、フラッシュバックでは本来の姿であるラリー・トレイナーとしても登場する。新型コロナウイルスの感染拡大の影響により、『Doom Patrol』はシーズン2の途中で製作が中断。第9話で終わってしまったため、同シーズンは大きなクリフハンガーで幕を閉じており、2021年配信予定のシーズン3が非常に気になるところだ。

なお、マットが出演する『ボーイズ・イン・ザ・バンド』は、米劇作家マート・クロウリー原作に、ニューヨークに住むゲイの若者たちの恋愛模様が描かれる作品で、1968年にオフ・ブロードウェイで初演され、1970年にはウィリアム・フリードキン監督により映画にもなり、2018年マットもブロードウェイの舞台に立っている

20201001-00000011-dramanavi-1-00-view.jpg

ドラマに映画に舞台に活躍するマット。果たしてニールとして復活する日は近いのだろうか。注目しておきたい。(海外ドラマNAVI)

Photo:

『ホワイトカラー』(C)2013 Twentieth Century Fox Home Entertainment LLC. All Rights Reserved.