『ママ恋』ニール・パトリック・ハリス、ストレート男性がゲイを演じるのは"セクシー"

近年のハリウッドでは異性愛者が同性愛者の役を演じることについては特に物議を醸している。しかし、『ママと恋に落ちるまで』のバーニー役で知られ、同性愛者であることを公にしているニール・パトリック・ハリスは、キャスティングは性的指向によって動かされるべきではないという考えを示し、ストレートの俳優がゲイを演じることは"セクシー"だと思っているという。米Indie Wireが伝えた。

このほど、ニールが出演した英Channel4の『It"s a Sin(原題)』は、80年代のロンドンを襲ったエイズの流行と当時の同性愛者のコミュニティを描いている。本作を手掛けたラッセル・T・デイヴィース(『英国スキャンダル ~セックスと陰謀のソープ事件』)は、「健常者を車椅子に乗せることはしませんし、(非黒人の)誰かに黒人の役をやってもらうこともありません」とコメントしている通り、ニールをはじめ、オリー・アレクサンデル(『ゴッド・ヘルプ・ザ・ガール』)やスティーヴン・フライ(『BONES』シリーズ)など、LGBTQの役者を起用した。

一方で、ニールは英The Times に対し「異性愛者をキャスティングして同性愛者の役を演じてもらうことは、何かセクシーさを感じる」とコメント。「僕たちが生きる私たちの世界では、監督が俳優に性的指向を求めることはできない。誰がどれほどの同性愛を持っているのかなど、誰も判断できないよね?」と、役者のセクシュアリティと役柄を結びつける必要はないという考えを示した。

ゲイであることを公表しているニールだが、「僕は9年間、自分とは違うキャラクターを演じていた」と本人が話している通り、彼の代表作である『ママと恋に落ちるまで』では異性愛者のプレイボーイな役を好演し、エミー賞やゴールデン・グローブ賞に何度もノミネートされている。(海外ドラマNAVI)

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Photo:

ニール・パトリック・ハリス©NYKC/FAMOUS