『TWD』原作者のスーパーヒーローアニメ『インビンシブル ~無敵のヒーロー~』は『The Boys』より現実的?

サバイバル・パニックドラマ『ウォーキング・デッド』の原作者で製作総指揮者としても知られるロバート・カークマンが手掛けるアニメーションシリーズAmazon Original 『インビンシブル ~無敵のヒーロー~』が3月26日(金)より配信スタートとなるが、『The Boys/ザ・ボーイズ』よりも現実的なものになるとコメントしていることがわかった。米Entertainment Weeklyが報じている。

『インビンシブル ~無敵のヒーロー~』は、カークマンが2018年2月に完結させた同名コミックが原作。本作は1話1時間の大人向けアニメーションで、全8話構成となる。

主人公は、平凡なティーンエイジャーのマーク・グレイソン。しかし彼の父親は、地球上で最強のスーパーヒーローだった。マークは17歳の誕生日を迎えて間もなく、独自の能力が芽生えたために父親の指導を受けることになる。そんな本作は、ヒーローものというよりも「家族のドラマ」になるという。

カークマンはその内容について、「このスーパーヒーローの世界を生きる息子と彼の両親、そしてそれに伴う紆余曲折の家族の物語です。本作は地に足の着いたもので、私の見解にはなりますが、原則的には『The Boys/ザ・ボーイズ』以上に、スーパーヒーローとはなんたるかを賞賛したものとなります」

カークマンとコミック・アーティストのコーリー・ウォーカーは、2002年に出版社スカイバウンドからオリジナルシリーズを出版。カークマンによると、このアニメは原作のストーリーをほぼ忠実に再現したものだという。

『ウォーキング・デッド』でグレンを演じたスティーブン・ユァンが、10代の主人公マーク・グレイソンの声を、そしてその父であり地球上で最も強力なスーパーヒーロー、スーパーマン風のオムニマンを、J・K・シモンズ(『カウンターパート/暗躍する分身』)が担当する。

典型的なスーパーヒーローのストーリーのように、能力を見つけた少年が父から学び、その力で世界を手に収めるところから始まる。だがその後、物事はダークな展開へと進み、マークは高校でいじめにあうようになる。カークマンはこのような展開のヒーローものについてこう話す。

「基本的には、スーパーヒーローというジャンルなので、私たちが今まで愛してきたものをすべて取り入れて、一つの作品としてまとめようと考えていました。シリーズを通じて、これまでに語られてきた様々なタイプのスーパーヒーローの物語をまず伝え、その上で独自のひねりを加えるため、幅広い世界を作りたかったのです。時にはホラー要素もあります。マークと父親の関係に焦点を当てたようなドラマもあります。エイリアンによる侵略というサブプロットのような分かりやすいSFでもあります。すべてとても地に足のついた、人間らしい方法で描かれるのです」

声優としてのその他の出演者にはサンドラ・オー(『キリング・イヴ』)、マーク・ハミル(『スター・ウォーズ』)、ウォルトン・ゴギンズ(『メイズ・ランナー:最期の迷宮』)、ローレン・コーハン(『ウォーキング・デッド』)と豪華な顔ぶれが揃っている。

『インビンシブル ~無敵のヒーロー~』はAmazon Prime Videoにて3月26日(金)より独占配信。(海外ドラマNAVI)

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Amazon Prime Video『インビンシブル ~無敵のヒーロー~』