米ABCの長寿ドラマ『グレイズ・アナトミー』で、シーズン1から主人公のメレディス・グレイを演じるエレン・ポンピオが、シリーズの今後についてついて語った。米TV Lineが報じている。
エレンの契約はシーズン17をもって切れると報道されており、彼女の契約更新なしではドラマも長く続かないだろうと予想できる。米CBSの『Sunday Morning(原題)』で行われたインタビューで明らかになったのは、『グレイズ・アナトミー』がシーズン18に更新されるかどうかまだ決まっていないこと。
「どちらとも言えない。正直なところ、決まっていないの。今は更新するかどうか、皆で考えているところ」
更新に関する問題は視聴者が興味を持ってくれるかどうかではなく、どのようなひねりを加えれば視聴者が満足するのかということだという。そして伝えるべきストーリーがなくなった場合、いかに満足のいく方法でグレイ・スローンの話を終えるべきなのかということになるという。
「代表的となった作品を終えるには、視聴者に満足してもらえるような、きちんとした結末を用意したい」
またインタビューでは、自身の幼少期についても語った。「4歳で母を亡くしたので、悲しい子ども時代を過ごした。それでその場から逃げたかったの」その後、女優を目指し小さな役を得ていたがどれもぱっとしなかった。TVドラマより映画での活躍を考えていたが、エージェントに言われ、お金のために『グレイズ・アナトミー』のパイロットに出演することにしたそうだ。
「ドラマは長くて飽きるし、何年もやりたくない」と断ろうとしたが、エージェントからは長続きしないだろうし、またすぐ次の仕事がいるようになるよと言われたと、当時を笑って振り返っている。
そんな彼女は現在TV業界で最も稼ぐ女優の一人で、その報酬は年間2000万ドルになる。「メレディスの今の状況は私自身もわからないの。今後どうなるかもね。次の作品をどうするかというのも、2005年に始まった時は35歳くらいで今は50歳だから、賢くなったし色々選択肢があると思っている。次はどんな作品をやるのか、またはもう全く何もしないという選択肢もね」
『グレイズ・アナトミー』シーズン17は、米ABCにて毎週木曜日に放送中。(海外ドラマNAVI)
Photo:『グレイズ・アナトミー』シーズン17(C) ABC Studios