『ブレイキング・バッド』とクロスオーバーしていた?『ウォーキング・デッド』を語り尽くす『トーキング・デッド』

大ヒットドラマ『ウォーキング・デッド』の全米での放送直後にキャストやスタッフをゲストに迎えて同作の貴重な裏側が語られるトークショー『トーキング・デッド』。Huluで順次配信中の『ウォーキング・デッド』シーズン10追加エピソードに続いて、第20話「破片」の放送直後に全米で放送された『トーキング・デッド』第20回もHuluにて配信となる。その内容をちょっとだけご紹介しよう。(※本記事は『ウォーキング・デッド』シーズン10第20話までのネタばれを含みますのでご注意ください)

引き続き、新型コロナウイルス(COVID-19)の影響で、ホストのクリス・ハードウィックとゲストたちはスタジオでなく自宅から参加。今回のゲストは、プリンセス役のパオラ・ラザロ、エゼキエル役のカリー・ペイトン、今回の脚本を書いたヴィヴィアン・シーと、コメディアンのロン・ファンチズ。

今回のエピソードではエゼキエルがプリンセスの想像の産物として描かれるという予想外の展開があったが、それについてはショーランナーであるアンジェラ・カンを含む関係者のほとんどが事前に知らされていなかったという。プリンセス役のパオラ自身も何も聞いていなかったが、おかげで「読んだ時に激しい動揺を感じることができた」そう。

同じように何も知らなかったエゼキエル役のカリーは、予想外の展開に頭に来てメールを送ったりしたものの、オチを知って「よくできた脚本だと思った」と最終的に満足したようだ。新エゼキエルを演じるのは楽しかったようで、彼のことをよく知らないプリンセスが生んだ幻覚なので、本物とはまったく違う存在として「思いっきり演じられたよ」と振り返る。

その流れで、「ストレスに対処するために、想像上の友達を作るならどのキャラがいいか?」という話になり、ロンは「粘り強くて美人で楽しい」マギーを選択。ハードウィックはデールを選び、「キャンピングカーに乗って帽子をかぶった彼に"魚を釣りに行くぞ!"と言われたい。キャンピングカーの上のデールに引き上げてもらって日没を見たい」と、幻想トークで盛り上がった。

また、「想像の世界でプリンセスをほかの作品の登場人物と絡ませるなら?」というファンからの質問でも盛り上がり、『スクービー・ドゥー』『オザークへようこそ』『特攻野郎Aチーム』『テッド・ラッソ:破天荒コーチがゆく』といった作品のキャラクターが挙げられる中、ロンのチョイスは『ブレイキング・バッド』のウォルター。「クスリでドラマの恐怖が増す」というのがその理由だが、するとハードウィックが『ウォーキング・デッド』はシーズン2で『ブレイキング・バッド』と交差していたかも、と発言。その根拠として、「メルルのリュックの中に青い覚醒剤が入ってた」と話した。そこから、ハイゼンベルクの死後に誰かが彼のクスリの製造に失敗し、それが終末の原因になったのではないかという説まで飛び出している。

そのほかにも、「破片」というエピソードタイトルの意味、プリンセスが見た幻覚と現実の境目、"ストームトルーパー"の弱点、エゼキエルとプリンセスの共通点など今回も内容盛り沢山なので、番組内で確認してみてはいかがだろう? 『トーキング・デッド』の該当エピソードは4月1日(木)0:00よりHuluにて配信される。なお、Huluでは『ウォーキング・デッド』とダリル役のノーマン・リーダスがホストの旅番組『ライド with ノーマン・リーダス』も配信中だ。(海外ドラマNAVI)

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『トーキング・デッド』
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