カルト的人気を誇るドラマシリーズ『ツイン・ピークス』を手掛けた鬼才デヴィッド・リンチ監督。彼は、昨年11月にNetflixにて新しいTVシリーズの企画を進めていることを明らかにしていたが、今、この新作に『ツイン・ピークス』で主人公デイル・クーパーを演じたカイル・マクラクランが出演するのではないかとファンが盛り上がっているようだ。米Dazedが報じた。
米Production Weeklyによれば、新作のタイトルは『Wisteria（原題）』もしくは『Unrecorded Night（原題）』で、リンチが脚本・監督を務める。製作には2017年に放送された『ツイン・ピークス The Return』で製作総指揮を務めたサブリナ・S・サザーランドが加わり、撮影監督は長年リンチと組んできたピーター・デミングが務める。
そんな新作に対し、ファンがカイルの出演を期待するようになったのは、カイルがInstagramに投稿したある写真を見てのこと。3月29日、カイルは紫色の鮮やかな「藤の花」（＝wisteria）の写真を上げ、「ビューティフル #wisteria」とキャプションにつづっていたのだ。
リンチの新作のタイトル候補である藤の花の写真を上げ、ご丁寧にハッシュタグまで付けているこの投稿を見たファンは「これってそういうことだよね？」とコメントし、カイルとリンチの再タッグに期待を寄せている。
リンチ監督の寵児とも言えるカイルは、リンチが監督・脚本を務めた映画『砂の惑星』（1984年）で俳優デビュー。その2年後には『ブルーベルベット』で早くも再タッグを組み、さらに3年後の1989年からは『ツイン・ピークス』で2シーズン主演を務めた。2017年に『ツイン・ピークス The Return』（『ツイン・ピークス：リミテッド・イベント・シリーズ』）に参加した際には、リンチの再び一緒に仕事をすることに「興奮している」と話していた。
カイルがリンチ作品にカムバックするのか、それともただ春を楽しんでいるだけなのか。続報を待ちたい。『ツイン・ピークス』シリーズはU-NEXTで独占配信中。（海外ドラマNAVI）
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（2021年4月時点での情報です）
Photo:
カイル・マクラクラン©NYKC/FAMOUS
