『シカゴ』シリーズの生みの親ディック・ウルフが新たに警官バディドラマを製作!

米NBCの『シカゴ・ファイア』『シカゴ P.D.』をはじめとする『シカゴ』シリーズや、『LAW & ORDER』シリーズなど数多くのヒット作を生み出したディック・ウルフが、カリフォルニア州ロングビーチを舞台にした警官バディドラマ『On Call(原題)』を製作することがわかった。米Deadlineが報じている。

Amazon所有の配信サービスIMDb TVが製作する『On Call』は、カリフォルニア州ロングビーチをパトロールする警官二人を主人公に、各エピソードで無線に応答して現場に向かい、事件に対処する彼らを描く。

ディック・ウルフが手掛ける『シカゴ』シリーズや『LAW & ORDER』シリーズは地上波局NBCで放送され、『FBI:特別捜査班』シリーズは米ABCとなり、『On Call』はウルフにとって配信サービスで製作する初のシリーズとなる。

IMDb TVのコンテンツ&プログラム部門で共同部長を務めるローレン・アンダーソンは『On Call』について、「興味深いコンセプトが舞い込み、この作品は他とは違う特別なものだと感じました。30分枠のドラマは一昔前に流行りましたが、それを取り戻すというアイデアに私たちとディック、そして彼のチーム、ユニバーサル・テレビジョンはワクワクしました。フォーマットの観点からだけでも、このドラマは本当にクールです。もちろん、私たちはこれまでのテレビ史で最も多作なプロデューサーの一人と仕事をしたいと望み、またその犯罪ドラマのフォーマット内で新しくリフレッシュされた内省的なストーリーを伝え、パトロール警官二人を描く作品は視聴者が毎日目にできるものではありません」と、ウルフと取り組む新プロジェクトに期待している。

なお、ウルフが指揮を執る『LAW & ORDER』シリーズは、『LAW&ORDER:性犯罪特捜班』のエリオット・ステイブラー(クリストファー・メローニ)を主人公にした新スピンオフ『Law & Order: Organized Crime』が4月に放送スタートしたばかり。さらに、そのフランチャイズに刑事弁護事務所の内部を描く法律ドラマ『Law & Order: For The Defense(原題)』が加わることも報じられた。

ウルフが配信サービスで初めて手掛けるドラマシリーズ『On Call』に主演するキャストなどが決まり次第、続報をお伝えしていきたい。(海外ドラマNAVI)

Photo:

ディック・ウルフ(右から二人目/左から『シカゴ・ファイア』テイラー・キニー、『LAW & ORDER: 性犯罪特捜班』マリスカ・ハージティ、ディック・ウルフ、『シカゴ P.D.』ジェイソン・ベギー) (c)FAM008/FAMOUS