米Showtimeの人気サイコ・サスペンスドラマ『デクスター ~警察官は殺人鬼』の続編となるリバイバル版の予告映像が公開され、デクスターの新たな偽名や職業が明らかになった。米Comicbook.comなどが伝えている。
『デクスター』は、マイアミメトロ警察殺人課で血痕分析官を務めるデクスター(マイケル・C・ホール)が、警察で入手した情報をもとに、犯罪者をターゲットに夜な夜な殺人を繰り返す...というストーリー。
リバイバル版『Dexter: New Blood(原題)』はオリジナルシリーズのラストから10年後が舞台となり、デクスターはニューヨーク州北部にある田舎町アイアン・レイクに移り住んでいるという設定だ。
デクスターは名前をジミー・リンゼイと変え、狩猟や釣り用品を扱う「Fred"s Fish & Game」の店員として働いている。雪に覆われた田舎町でデクスターには恋人らしき人もいて、友人とお酒を飲みに出かけたり、地域に溶け込んでいる様子。しかし、予告映像の中盤で彼の正体を知っていると思われる人物がほのめかされ、デクスターが追い詰められる展開となるようだ。
また予告映像には、デクスターと敵対するアイアン・レイクの事実上の市長であるカート・コールドウェル役のクランシー・ブラウン(『ザ・クラウン』)も姿を見せている他、デクスターの凶器になりそうな猟銃やハンティングナイフ、雪を染める鮮血などもフィーチャーされ、リバイバルで起こる惨劇を予感させている。
現地時間7月25日(日)に開催されたComic-Con@Homeのパネルで、ショーランナーのクライド・フィリップスが予告映像に映っているデクスターの恋人は、ジュリア・ジョーンズ(『マンダロリアン』)演じる町の警察署長であることを明かした。「彼女は最初の女性警察署長であり、ネイティブ・アメリカンの警察署長です。町と彼女の間には緊張感があり、それが一般市民が普段得られない特定の情報へのアクセスをデクスターに与えるんだ」
以前のインタビューで、デクスターを演じるマイケル・C・ホールがリバイバル版に復帰することについて、次のように語っていた。「デクスター役にカムバックすることを楽しみにしているよ。これほど時間を空けた後に同じ役を演じたことがないから、何を期待していいのかよくわからないけどね。まったく異なる状況でデクスターを描くことを、どう感じるか様子見だ。それをどうやって実現するのか考えるのは面白いし、一体、彼に何が起こったのかを知る時が来たと思ったんだ」と述べていた。
リバイバル版には、オリジナルキャストのジョン・リスゴー(トリニティ・キラー役)、ジェニファー・カーペンター(デボラ役)がカムバックすることも明らかになっている。その他に新キャストとして名を連ねているのは、人気ポッドキャスト番組の司会者モリー・パーク役のジェイミー・チャン(『ワンス・アポン・ア・タイム』)、同署の巡査部長ローガン役のアラーノ・ミラー(『ジェーン・ザ・ヴァージン』)。
『Dexter: New Blood(原題)』は、Showtimeにて11月7日(日)に放送開始予定。
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『Dexter: New Blood』予告映像より(Dexter: New Blood (2021) Exclusive Sneak Peek Trailer | SHOWTIME)