全米視聴率ランキングで、ストリーミングのトップ10(ニールセン調べ)が発表された。6月28日(月)から7月4日(日)までの順位は以下の通り。
<総合>
1.『MANIFEST/マニフェスト』(Netflix/計29話)...18億6900万分
2.『トゥモロー・ウォー』(Amazon/計1話)...12億2900万分
3.『あの夏のルカ』(Disney+/計1話)...11億5600万分
4.『ロキ』(Disney+/計4話)...8億1300万分
5.『ココメロン ~うたってまなぼう~』(Netflix/計12話)...7億800万分
6.『クリミナル・マインド』(Netflix/計311話)...6億4700万分
7.『グレイズ・アナトミー』(Netflix/計375話)...6億600万分
8.『The Ice Road』(Netflix/計1話)...5億5300万分
9.『ダウントン・アビー』(Netflix/計50話)...5億600万分
10.『BOSCH/ボッシュ』(Amazon/計64話)...4億9000万分
<オリジナルドラマ>
1.『ロキ』(Disney+/計4話)...8億1300万分
2.『BOSCH/ボッシュ』(Amazon/計64話)...4億9000万分
3.『LUCIFER/ルシファー』(Netflix/計83話)...4億5000万分
4.『セックス/ライフ』(Netflix/計8話)...4億4900万分
5.『ザ・ジレンマ: もうガマンできない?!』(Netflix/計19話)...3億9500万分
6.『スイート・トゥース: 鹿の角を持つ少年』(Netflix/計8話)...2億5600万分
7.『七つの大罪』(Netflix/計75話)...2億5500万分
8.『ワーキングママ』(Netflix/計57話)...2億4700万分
9.『ハンドメイズ・テイル/侍女の物語』(Hulu/計46話)...2億900万分
10.『ソフィー: ウエストコーク殺人事件』(Netflix/計3話)...2億600万分
<非オリジナルドラマ>
1.『MANIFEST/マニフェスト』(Netflix/計29話)...18億6900万分
2.『ココメロン ~うたってまなぼう~』(Netflix/計12話)...7億800万分
3.『クリミナル・マインド』(Netflix/計311話)...6億4700万分
4.『グレイズ・アナトミー』(Netflix/計375話)...6億600万分
5.『ダウントン・アビー』(Netflix/計50話)...5億600万分
6.『NCIS~ネイビー犯罪捜査班』(Netflix/計353話)...4億4300万分
7.『ハートランド物語』(Netflix/計178話)...3億9400万分
8.『SUPERNATURAL スーパーナチュラル』(Netflix/計328話)...3億7600万分
9.『シッツ・クリーク』(Netflix/計80話)...2億6000万分
10.『ギルモア・ガールズ』(Netflix/計153話)...2億5900万分
<映画>
1.『トゥモロー・ウォー』(Amazon/計1話)...12億2900万分
2.『あの夏のルカ』(Disney+/計1話)...11億5600万分
3.『The Ice Road(原題)』(Netflix/計1話)...5億5300万分
4.『ファザーフッド』(Netflix/計1話)...3億5800万分
5.『ラーヤと龍の王国』(Disney+/計1話)...3億2400万分
6.『フィアー・ストリート Part 1: 1994』(Netflix/計1話)...2億4800万分
7.『ウィッシュ・ドラゴン』(Netflix/計1話)...2億400万分
8.『グッド・オン・ペーパー』(Netflix/計1話)...1億9000万分
9.『モアナと伝説の海』(Disney+/計1話)...1億3100万分
10.『ホーム 宇宙人ブーヴのゆかいな大冒険』(Netflix/計1話)...1億1400万分
配信のランキングでは、レーティングと視聴者数によって順位が決まる放送番組と違って、期間中に視聴された時間の長さが鍵を握る。その時間の長さは1話平均でなく配信中の全エピソードを合わせたもののため、話数が多ければ多いほど有利になる計算だ。
なお、ニールセンでは以前は総合ランキングだったが、1月頭から各配信の「オリジナルドラマ」「非オリジナルドラマ(放映権を獲得した他社作品)」「映画」という3つのジャンルに分かれることに。各ジャンルと総合のランキングをそれぞれご紹介しよう。
総合部門トップは、前週に引き続きSFミステリードラマ『MANIFEST/マニフェスト』。再生時間は、前週20億6400万分、この週18億6900万分となっており、高い人気を保っている。シーズン3で打ち切りとなってしまった本作は、もともと6シーズンにわたって製作される計画だったため、謎を残したクリフハンガーだらけで終わってしまった状態。製作チームは他のプラットフォームを探して尽力する姿勢を見せており、これだけの視聴時間を獲得している人気作品でもあるので、ぜひ、ファンに結末を届けてほしい。
オリジナルドラマ部門では、この週に第4話が追加された『ロキ』が2週連続のトップ。7月14日(水)に最終話が配信された本作は、シーズン2への更新がすでに決定している。前週3位から2位に順位を上げたのは、Amazonのオリジナルシリーズで最長寿を誇る刑事ドラマ『BOSCH/ボッシュ』。6月25日(金)に解禁されたシーズン7で幕を閉じた本作だが、スピンオフの製作が決まっている。この週も好調の『LUCIFER/ルシファー』は3位。5位の『ザ・ジレンマ: もうガマンできない?!』、6位の『スイート・トゥース: 鹿の角を持つ少年』、8位の『ワーキングママ』、9位の『ハンドメイズ・テイル/侍女の物語』は前週に続いてランクイン。
新作は2本。一本は4位に初登場の『セックス/ライフ』。夫と子供と穏やかに暮らすビリーは、都会で自由奔放な恋を楽しんでいた頃のことを忘れられないでいる。そんな彼女の前に、魅惑的なかつての恋人ブラッドが現れて...。そして10位につけたのは、実際に起きた犯罪事件を描いたドキュメンタリー『ソフィー: ウエストコーク殺人事件』。それまで大きな事件など全くなかったアイルランドの片田舎で、フランス人女性の遺体が発見される。意外な容疑者の浮上、証言の撤回、警察の不正捜査など、正義と真実を求める闘いは混迷を極め、国境をまたいで20年以上もの長期戦を強いられることに。こちらは6月30日(水)より配信スタート。
非オリジナルドラマ部門では、先述の『MANIFEST/マニフェスト』がトップを独走。その他の作品も、いつもとほぼ同じ顔ぶれに。唯一、前週圏外からこの週トップ10入りしたのは『ギルモア・ガールズ』。シーズン7まで続いた大人気ファミリードラマで、2016年にはNetflixでリバイバル版『ギルモア・ガールズ:イヤー・イン・ライフ』が配信されている。
映画部門トップは、Amazon Prime Videoにて7月2日(金)から配信となった『トゥモロー・ウォー』。2051年からやってきたタイムトラベラーが告げたのは、人類は30年後に未知の生物と戦争になり、やがて敗北するという衝撃の事実。生き残る唯一の手段は、現代から民間人と兵士を未来に送り込み、戦いに参加させること。元軍人で高校教師のダンは、幼い娘の未来のため世界を救うことを決意する。主演を務めるのは『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』や『ジュラシック・ワールド』でお馴染みのクリス・プラットだ。初登場した前週に続いてこの週も3位の『The Ice Road(原題)』は、崩壊した鉱山からの救出劇を描いた、リーアム・ニーソン(『96時間』)主演、日本未上陸のNetflixオリジナル作品。7月2日(金)配信開始、ランキング初登場の『フィアー・ストリート Part 1: 1994』は6位に。十数年に一度猟奇殺人が発生する町シェイディサイドを舞台としたホラー映画シリーズ3部作となっており、その1作目となる本作はタイトルの通り1994年が舞台。女子高生ディーナたちと殺人鬼たちの奮闘が描かれる。2作目は1978年、3作目は1666年を舞台に描かれ、物語は呪いの元凶へと遡っていく構成になっている。(海外ドラマNAVI)
Photo:『MANIFEST/マニフェスト』 © Warner Bros. Entertainment Inc.