Netflixの革新的な新感覚アクションスリラードラマ『Jigsaw(原題)』に、『ブレイキング・バッド』や『高い城の男』、映画『ザ・スーサイド・スクワッド』などの人気キャスト8人が出演することが明らかとなった。米TV Lineが報じている。
全8話となる『Jigsaw』は、過去最大規模となる強盗計画を描くシリーズ。ハリケーン・サンディが上陸中、マンハッタンのダウンタウンで700億ドル(約7兆660億円)に及ぶ債券が紛失した事件を下敷きに、強盗を計画した24年前から犯行実行後の1年後にわたる期間のストーリーが描かれる。
そして、公式概要で「視聴者がコントロールできる方法で、陰謀とサスペンスを構築するストーリーテリングへの型破りなアプローチを取っている」と紹介されていることから、視聴者が展開や結末を選択できるスタイルになるようだ。
クリエイター・ショーランナーを務めるのは、Netflixの青春ドラマ『アレクサ&ケイティ』のエリック・ガルシア。第1&2話でメガホンを取るのは、ジョゼ・パヂーリャ(『ナルコス:メキシコ編』)。また、製作総指揮にはリドリー・スコットも名を連ねている。
この度、発表されたキャストと彼らが演じるキャラクターは下記の通り。
■レオ・パップ役 ジャンカルロ・エスポジート(『ブレイキング・バッド』『マンダロリアン』)
生まれながらリーダーであるレオは、野心にあふれ機知に富み、エンジニアと細部にこだわる心を持っているキャラクター。幼い頃に泥棒になった彼は逃げる機会はあったが、犯罪生活から離れることができず、その結果、家族と自由を犠牲にすることになった。
■ロジャー・サラス役 ルーファス・シーウェル(『高い城の男』)
一流のセキュリティ専門家として更生した元強盗のロジャーは、自分の目的を果たすために人を操る驚くべき能力を持つセールスマン。忠誠心はあるが、いつも自身の野心とニーズが買ってしまうというキャラクター。
■ボブ・グッドウィン役 ジェイ・コートニー(『ザ・スーサイド・スクワッド "極"悪党、集結』)
ボブは、金庫破りと人のツボを安全に押すコツを兼ね備えた屈強なリーダー格。ターゲットを狙っているときに彼を邪魔する者にとって、彼は脅威になり得るほど魅力的で、危険なほど聡明にもなり得る男。
■エヴァ・マーサー役 パス・ベガ(『ランボー ラスト・ブラッド』)
昼間は弁護士として働き、法廷にいるときと同じように、射撃場や展覧会を楽しむ女性。彼女は物事を大雑把にこなすが心根は情熱的で、大切な人を守るためなら手段をいとわないタイプ。
■ハンナ・キム役 タティ・ガブリエル(『サブリナ:ダーク・アドベンチャー』)
知的で野心的だが、周囲に合わせることもできるハンナは多くの役割をこなし、お金以上のものに駆り立てられている。リスクの高い金融界とストリート犯罪の間を行き交うカメレオンのように、彼女は上へ這い上がる道を見つけるために持てるすべてを使うキャラクター。
■スタン・ルーミス役 ピーター・マーク・ケンドール(『シカゴ・メッド』)
美食家として情熱を大いに注ぐ小物の密輸業者であるスタンは、絶え間なく喋り続ける口と絶望的なロマンティックの心を持っている。失敗を恐れない彼は、自分のために築き上げた快適な生活を諦めることになっても、自分の欲望を満たすためなら危険をいとわない。
■ジュディ・グッドウィン役 ロザリン・エルベイ(『ラミー:自分探しの旅』)
クルーの解体スペシャリストであるジュディは頑固で自立心旺盛な女性。自分の過ちをカバーするに十分な才能と頭脳を誇り、皮肉が利いたエッジを持つエキセントリックな癇癪持ちだ。
■ナゼン・アバシ役 ニオウシャ・ノア(『HERE AND NOW ~家族のカタチ~』)
FBI捜査官のナザン・アバシはやる気にあふれているが心にダメージを受け、過度に粘り強い性格。強盗グループを滅ぼす可能性があるキャラクター。
Netflixの新作ドラマ『Jigsaw』は現在撮影中。(海外ドラマNAVI)
Photo:
ジャンカルロ・エスポジート ©SF/Famous