世界中で社会現象を巻き起こすほどの大ヒットとなっている米AMCの人気ドラマ『ウォーキング・デッド』。そのパイロット版からシーズン9までリック・グライムスを演じたアンドリュー・リンカーンが、一番お気に入りのエピソードを明かしている。
シーズン9の第5話「清算」で『ウォーキング・デッド』を降板したアンドリュー。米Entertainment Weeklyによる過去のインタビューで、シリーズにおける一番お気に入りのエピソードはパイロット版「悪魔の幕開け」だと明かしている。
「第1話だよ。いつだって1話目だ。パイロット版は格別だからね。僕は苦労して役を得たというだけで、すべてフランク(・ダラボン)の手腕だ。恐ろしいシリーズで気に入ったよ。すごくワクワクするし、怖くて陶酔感も得られる。作品と絆を持つことがすべてだと思う。僕は、いつも500体のゾンビに追われてアトランタのダウンタウンで馬に乗るシーンを思い出すし、そんなことは自分のキャリアでしょっちゅう起こることじゃないからね」
シリーズの始まりである記念すべき第1話では、銃で撃たれて昏睡状態に陥っていたリックが目覚めると、世界はウォーカー(ゾンビ)が蔓延る世紀末的な世界に一転していて、病院から抜け出した彼が妻ローリと息子カールを探し求めてアトランタの街をさまよう展開に。
そのパイロット版では、傑作映画『ショーシャンクの空に』(1994年)で監督・脚本を担ったフランク・ダラボンがメガホンを取っていた。
『ウォーキング・デッド』はAMCで現在放送中のシーズン11をもって幕を閉じるが、リックを主人公にした映画版の他に、ダリル(ノーマン・リーダス)とキャロル(メリッサ・マクブライド)を主人公にした新スピンオフに加え、アンソロジーとなる『Tales of the Walking Dead(原題)』の製作も進行中だ。映画版はいまだプリプロダクションの段階にある。
アンドリューは先月、映画『シェイプ・オブ・ウォーター』(2017年)でアカデミー賞作品・監督賞に輝いた、ギレルモ・デル・トロが手掛けるNetflix製作のアンソロジーシリーズ『Cabinet of Curiosities(原題)』に出演することが発表されている。
ついにファイナルを迎える『ウォーキング・デッド』シーズン11は、日本ではDisney+にて10月27日(水)より独占配信。(海外ドラマNAVI)
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『ウォーキング・デッド』