先日、米ABCは大ヒット医療ドラマ『グレイズ・アナトミー』のシーズン19への更新を発表。主人公メレディス・グレイを演じるエレン・ポンピオと新たに1年間の契約を結び、彼女が共同製作総指揮から製作総指揮へ昇格したことも明らかになった。また、ショーランナーのクリスタ・ヴァーノフも続投し、スピンオフ『STATION 19』との掛け持ちを続ける。米Deadlineが伝えた。
19年間も続くと、シリーズはいつ幕を閉じるのか気になる声が上がってくるものだが、ABCエンターテインメントとHuluオリジナルズの社長クレイグ・アーウィッチ氏によれば、その決定はエレン、ヴァーノフ、そして本作のクリエイターであるションダ・ライムズの3人よってなされるものだという。
現地時間の1月11日(火)にTCA(米TV批評家協会)のプレスツアーに出席したアーウィッチは、「『グレイズ・アナトミー』は今でもクリエイティブなゲームのトップにあり、最も視聴されているドラマであり、テレビにおいて最高の1作です」とコメント。続けて、「彼らが今も続けていることは並外れたことだと思いますし、これまでにないほど深く物語やキャラクターを掘り下げています。最終的に、このフランチャイズに関する決定は、ションダ、クリスタ、エレンが下すでしょう。我々はできる限りの物語を用意しますし、これはABCにとって最も誇るべきことの一つなのです」とシリーズの未来はこの3人に決定権があることを明かした。
続けて、新シーズンについて「ABCが一番に誇るのが『グレアナ』です。継続できる限り、ずっと続いていくでしょう」と今後も長く続けていきたいと思っていることを話した。
情報筋によると、シーズン19で幕を下ろすことになるかどうかの最終決定は、今年の後半に行われるという。視聴者数の低下が心配されている『グレアナ』だが、シーズン18の平均視聴数は1280万人(全てのプラットフォームの統計)。ディズニーにとっては主要な収入源であり、『グレアナ』と並行して製作されている『STATION 19』も高く支持されている。
ウィンターブレイク中だった『グレイズ・アナトミー』シーズン18は、現地時間の2月24日(木)より放送再開。(海外ドラマNAVI)
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『グレイズ・アナトミー』シーズン18© 2022 ABC Studios