2005年に米CBSでスタートしたオリジナル版から数えて通算20シーズン、実に20年という長期にわたって世界中のファンを魅了し続けてきた長寿シリーズ『クリミナル・マインド/FBI vs. 異常犯罪』(別タイトル:『クリミナル・マインド/FBI vs. 異常犯罪:エボリューション』)がシーズン20をもって終了することがわかった。米Varietyが報じている。
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2022年の電撃復活から最終章へ、放送は2027年を予定
本作は、米CBSで15シーズンにわたり放送された後、2022年にParamount+にてシーズン16として電撃的に復活を果たしたリバイバル版だ。直近のシーズン19は今年5月から7月にかけて配信されたばかり。シリーズのフィナーレを飾るシーズン20の具体的な配信日は現時点で未定だが、2027年の配信を予定している。
長年にわたりショーランナーおよび製作総指揮を務めてきたエリカ・メッサーは、以下のように声明を発表し、20年にわたる歩みへの感謝を述べている。
「CBSでの15シーズン、そしてParamount+での5シーズンという並外れた旅路に関わることができた私たち全員にとって、『クリミナル・マインド』がどれほど大きな意味を持っていたかを言葉で表すのは困難です。この章の幕引きに向き合うなかで、作品に心血を注いできてくれた素晴らしいキャスト、脚本家、監督、クルー、そして20年間シリーズを支え続けてくれた世界中のファンへの感謝の思いで胸がいっぱいです。皆さんとシーズン20を共有し、共に築き上げてきたこの特別なレガシーを称え合える日を楽しみにしています」
今回の決定はごく最近下されたものであり、スカイダンス傘下のダイレクト・トゥ・コンシューマー部門で共同会長兼チーフ・コンテンツ・オフィサーを務めるケイシー・ブロイズ率いる新リーダーシップにとって、初の公式な打ち切り案件となった。関係者によると、今年3月にシーズン19の配信を待たずしてシーズン20への早期更新を決めていた旧Paramount+体制からの引き継ぎ・提言を踏まえた判断であるという。
本作は現在もParamount+のトップ10にランクインし続けており、視聴実績そのものは極めて好調だ。それにもかかわらず下された今回の判断は、好調な数字以上に莫大な制作コストが見合わなくなったこと、あるいはストリーミング上で「放送局型の1話完結型犯罪捜査劇」を配信し続けることの費用対効果が精査された結果とみられている。
Paramount+ではこれまで、『SEAL Team/シール・チーム』や『NCIS:トニー&ジヴァ』といった地上波ネットワーク発のヒット作をストリーミングへ移行させて継続してきたが、本作はその系譜を継ぐ最後の砦となっていた。
なお、合併に伴い先週退任したばかりの元オリジナル部門責任者ジェーン・ワイズマンは、今年8月の時点で自身やチームが本作の大ファンであると公言し、同様のフォーマットの作品を増やすことにも前向きな姿勢を示していた。同プラットフォームにはCBSの地上波番組が翌日配信される豊富なラインナップがある一方で、スカイダンス傘下のグループ企業であるHBO Maxでは、『ザ・ピット』のように地上波特有のエピソード数の多さや毎年コンスタントに届けるリリースサイクルを取り入れつつ、クオリティを配信向けプレミアム水準に保つハイブリッド型モデルが定着しつつある。
撮影終了後の突然の通告――ファンが望む結末は描かれるのか
ファンの間で何より波紋を広げているのは、その決定が下されたタイミングだ。
2027年に配信予定のシーズン20は、すでに今秋初めの時点で撮影をすべて終了している。つまり、制作陣がシリーズの完結を知らされないまま撮影が進められたため、ファンが長年求めてきたような完全なフィナーレは用意されていない可能性が極めて高い。
シリーズを長年牽引してきた製作総指揮兼ショーランナーのエリカ・メッサーも、今回の打ち切り決定が極めて唐突であり、制作陣にとっても予期せぬ衝撃的な通告であったことを示唆している。四半世紀に迫る歴史を刻んできた名作がどのような形で幕引きを迎えるのか、残されたシーズン20の動向に注目が集まる。
『クリミナル・マインド』シーズン1~19はDisney+(ディズニープラス)で配信中。(海外ドラマNAVI)





