長年愛されてきた海外ドラマには、衝撃的な別れや惜しまれながら去っていったキャラクターが存在する。今回は『シカゴ・ファイア』を彩った人気キャラクターたちの降板理由や劇中での去り方、そして演じたキャストのその後を振り返る。
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テリー・リーヴス:ハリー・トーマス医師役(シーズン1)

シーズン1でマシュー・ケイシーの元婚約者である医師ハリー・トーマスを演じたテリー。彼女は第22話「孤独なリーダー」で、勤務先のクリニックで発生した火災に巻き込まれ命を落とした。しかし実際の死因は火災ではなく、クリニックを麻薬密売の拠点として利用していた犯罪者ティモシー・キャンベルによる頭部への暴行だった。降板後、テリーは『グレイズ・アナトミー』や『LUCIFER/ルシファー』『パニッシャー』など人気ドラマにゲスト出演。『ワンス・アポン・ア・タイム』では「オズの魔法使い」のドロシーに扮した。
ローレン・ジャーマン:レズリー・シェイ役(シーズン1~2)

シーズン1~2で救急救命士レズリー・シェイを演じたローレンは、『シカゴ・ファイア』初期を支えた人気キャラクターだった。しかしシーズン3第1話「永遠に」の冒頭で、火災現場で負傷したことにより死亡するという衝撃的な退場を迎えた。製作総指揮のマット・オルムステッドは、消防士という危険な職業を描く上で、キャラクターの死による感情的な影響を物語に取り入れたかったと説明している。その後ローレンは、人気ドラマ『LUCIFER/ルシファー』で刑事クロエ・デッカー役を務め、全93話にわたって出演した。
チャーリー・バーネット:ピーター・ミルズ役(シーズン1~3)

シーズン1~3で消防士ピーター・ミルズを演じたチャーリーが最後に登場したのはシーズン3第20話「旅立ち」で、仕事と家族の間で悩んだ末、ノースカロライナ州へ移住し、家族とともにレストランを開く道を選んだ。製作陣は、ミルズというキャラクターが消防士として、そして一人の人間として十分な成長を遂げ、ひとつの旅を終えたと判断したという。チャーリーは降板後も精力的に活動し、『ロシアン・ドール:謎のタイムループ』や『スター・ウォーズ:アコライト』などで主演級の役を務めている。
モニカ・レイモンド:ガブリエラ・“ギャビー”・ドーソン役(シーズン1~6)

シーズン1~6で救急救命士ガブリエラ・ドーソンを演じたモニカは、2018年にシリーズ降板を発表。「ドーソンを演じたことは人生で最も意味のある経験のひとつ」と語り、新たな挑戦へ進む決断を明かした。シーズン6最終話「局長選」では、プエルトリコの救援活動へ参加するためシカゴを離れ、シーズン7冒頭で現地での仕事を続けることが判明。のちにシーズン8最終話「鐘の輝き」で再登場し、ケイシーとの再会を果たした。降板後は3シーズン続いた刑事ドラマ『Hightown(原題)』で主演を務めたほか、『ナショナル・トレジャー 一族の謎』や『デクスター:すべての始まり』で監督業にも力を入れている。
ユーリ・サルダロフ:ブライアン・“オーチス”・ズヴァナチェック役(シーズン1~8)

シーズン1から登場し、シーズン2でレギュラーキャストに昇格したユーリ演じる消防士オーチスは、シーズン8でマットレス工場の火災現場で発生した爆発に巻き込まれ、命を落とすという衝撃的な退場を迎えた。放送後、ユーリはSNSでオーチスへの別れの詩を投稿し、長年愛されたキャラクターへの思いを綴った。降板後は『ザ・ルーキー』と『FBI:インターナショナル』にゲスト出演。また、2020年公開の映画『Adam(原題)』ではアーロン・ポールやジェフ・ダニエルズと共演し、俳優として活動を続けている。
ジェシー・スペンサー:マシュー・ケイシー役(シーズン1~10)

シーズン1~10で中心人物である小隊長マシュー・ケイシーを演じたジェシーは、200話記念エピソードを最後にシリーズから降板。ケイシーは亡き親友アンディ・ダーデンの残された息子たちを支えるため、シカゴを離れて西海岸へ移住する道を選んだ。その後もシーズン10最終話「全身全霊で」などで再登場している。降板理由についてジェシーは、長年テレビドラマに携わってきた中で新たな挑戦や家族との時間を大切にしたいと語った。降板後はDisney+のコメディドラマ『ラストデイズ・オブ・スペースエイジ』で主演を務めている。
イーモン・ウォーカー:ウォレス・ボーデン役(シーズン1~12)

12シーズンにわたり、大隊長ウォレス・ボーデンを演じたイーモンは、『シカゴ・ファイア』史上でも最も長く出演したキャストの一人だ。ボーデンはシーズン12最終話「さよならは言わない」でシカゴ消防局の副局長に昇進することになり、レギュラーキャストとしての役目を終えた。その後、シーズン13第18話「Post-Mortem(原題)」ではゲストとして再登場している。長年にわたり消防士たちを支えるリーダーとして描かれたボーデンは、多くのファンから愛された存在だった。イーモンは2025年、マンチェスター国際フェスティバルの一環として上演された舞台『Liberation』に出演した。
カーラ・キルマー:シルビー・ブレット役(シーズン3~12)

シーズン3から救急救命士シルビー・ブレット役で加入したカーラは、レズリー・シェイ退場後の新たな救急隊メンバーとして登場し、190話以上に出演した。シーズン12でシリーズを去り、物語ではマシュー・ケイシーとの結婚によって彼女の人生に一区切りがついた。カーラは「高校時代の恋人に結婚式で置き去りにされた女性が、最後には本当に愛する相手と結ばれるという自然な結末になった」と語っている。降板後は、ジェームズ・スチュワートの伝記映画『Jimmy(原題)』にKJ・アパとともに出演予定で、今後の活躍にも注目が集まっている。
ドーラ・マディソン:ジェシカ・“チリ”・チルトン役(シーズン3~4)

ドーラはシーズン3で救急救命士ジェシカ・“チリ”・チルトン役として登場し、シーズン4ではレギュラーキャストに昇格した。しかし、シーズン途中でアルコール依存症の再発によって仕事に支障をきたし、消防署を解雇される形で退場した。製作総指揮のマット・オルムステッドは、重要人物の退場をシーズン終盤だけに限定せず、中盤で描くことで新たな物語を生み出せると説明している。降板後は『ミッドナイト・フィアー』や『BLISS ブリス』、『クリスマス・ブラッディ・クリスマス』などの映画に出演している。
スティーヴン・R・マックィーン:ジミー・ボレッリ役(シーズン4~5)

名優スティーヴ・マックィーンの孫であるスティーヴンは『ヴァンパイア・ダイアリーズ』に6シーズン出演した後、『シカゴ・ファイア』シーズン4から消防士候補生ジミー・ボレッリ役として加入。しかし、シーズン5序盤で石油施設の爆発事故に巻き込まれ、視力に大きな影響を受ける重傷を負ったことで、消防士としての道を断念する展開となった。製作総指揮のマイケル・ブラントは、登場人物に起こった重大な出来事を時には最後まで描き切る必要があると説明している。降板後は『ヴァンパイア・ダイアリーズ』のスピンオフ『レガシーズ』や『Medal of Honor(原題)』へのゲスト出演、映画『Home by Spring(原題)』などに出演している。
アニー・イロンゼ:エミリー・フォスター役(シーズン7~8)

アニー演じるエミリー・フォスターは、ガブリエラ・ドーソンの後任としてシーズン7から登場した救急救命士だった。しかしシーズン8終了後、明確な別れの場面が描かれることなくシリーズを離れることになった。降板後もアニーは精力的に活動を続け、『エージェント・ゲーム』『FEAR 信じれば、終わり』などの映画に出演。また、人気ドラマ『S.W.A.T.』最終シーズンでは新人隊員デヴィン・ギャンブル役を演じた。
ダニエル・キリ:ダレン・リッター役(シーズン7~13)

ダニエル演じる消防士ダレン・リッターは、シーズン7から登場し、その後レギュラーキャストとして5シーズンにわたり活躍した人気キャラクター。しかし、その後にダニエル本人がシリーズ降板を発表した。「このキャラクターを恋しく思うが、次のステップへ進む時が来た」とSNSでコメントし、キャストやスタッフ、ファンへの感謝を伝えた。作中でのリッターの具体的な退場については大きく描かれず、長年親しまれた消防士の旅に一区切りがついた形となった。降板後は俳優活動に加え音楽活動にも力を入れており、2025年にはEP『Childish Games』をリリースしている。
アルベルト・ロゼンデ:ブレイク・ギャロ役(シーズン8~11)

アルベルトはシーズン8から消防士ブレイク・ギャロ役で登場し、4シーズンにわたり活躍した。ギャロはシーズン12第1話「消えぬ絆と憎しみ」で、叔母の世話をするためにデトロイトへ移住する決断をし、51分署を去ることになった。アルベルトは降板発表の際、「『シカゴ・ファイア』を離れる決断は簡単ではなかった」と語り、共演者との友情や、自身が演じた物語への誇りを明かしている。降板後の活動について情報は少ないものの、これまで『シャドウハンター』などで知られた経験を生かし、今後の出演作に注目が集まっている。
アドリヤン・レイ:ジアナ・マッキー役(シーズン9)

アドリヤンはシーズン9で救急救命士ジアナ・マッキー役として登場したが、本人の「個人的な事情」によりシリーズを離れることになった。製作者のデレク・ハースは、俳優が必要とする決断を尊重すると語り、「彼女のことが大好きだし、別の作品で素晴らしい活躍をすると思う」とコメント。マッキーは51分署を円満な形で去ったため、再登場の可能性も示唆されていた。降板した2021年からスポーツドラマ『The Game(原題)』で主要キャストとして2シーズンにわたって出演。その後はNetflixドラマ『君との永遠』にも出演している。
ジェイク・ロケット:サム・カーバー役(シーズン11~13)

ジェイクはシーズン11~12で消防士サム・カーバー役としてゲスト出演し、シーズン13でレギュラーキャストに昇格した。しかしシーズン13終了時、カーバーはアルコール問題と向き合うため、デンバーの消防署へ異動することを決断。ジェイクはSNSで「カーバーを演じられたことは光栄だった。これまで支えてくれたすべての人に感謝している」とコメントし、役への思いを語った。降板後の2025年には女優ドミニク・ドミンゴとハワイで結婚式を挙げ、映画『Buster Brooks(原題)』に出演している。
マイケル・ブラッドウェイ:ジャック・デイモン役(シーズン12~13)

マイケル演じるジャック・デイモンはシーズン12から登場した消防士で、ケリー・セブライド(テイラー・キニー)の異母兄弟という重要な設定を持つキャラクターだった。しかし、比較的新しいキャストでありながら、スケジュールの都合によりシーズン13で降板。51分署に加わったことで新たな人間関係を築いたものの、短期間での退場となった。降板後、マイケルはアクション映画『Safe House(原題)』や、ベストセラー小説を原作としたAmazon Prime Videoのドラマ『エブリー・イヤー・アフター ~追憶の夏~』に出演している。
『シカゴ・ファイア』シーズン1~12はHuluで配信中。(海外ドラマNAVI)









