名作ドラマのキャラクターは、「この俳優しか考えられない」と思えるほどハマり役ばかりだ。しかし、実は製作初期にはまったく別の俳優が有力候補だったケースも少なくない。もしキャスティングが違っていたら、作品の雰囲気や人気も大きく変わっていたかもしれない。英Radio Timesがそんな舞台裏話を取り上げているので、惜しくも実現しなかった5つの幻のキャスティングを紹介する。
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『モダン・ファミリー』のフィル役はマット・ルブランになる可能性もあった

11シーズン続いたファミリードラマ『モダン・ファミリー』で愛すべき父親フィル・ダンフィーを演じたタイ・バーレルは、作品を代表する存在となった。しかし、製作初期には『フレンズ』のジョーイ役で知られるマット・ルブランに出演オファーが届いていたという。マットは脚本を読んで作品の完成度を高く評価したものの、「自分が演じるべき役ではない」と判断し、辞退する決断を下した。当時は『フレンズ』のスピンオフ『Joey ジョーイ』終了後の長い休養期間に入っており、のちに復帰作として『マット・ルブランの元気か~い?ハリウッド!』や『Man with a Plan(原題)』を選択。本人も「自分に向いている役と向いていない役は分かっている」と語っている。結果的に、その判断は作品にとっても本人にとっても最良の選択だったと言えるだろう。
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『ビッグバン★セオリー』のレナード役を断ったマコーレー・カルキン

今も愛されるコメディドラマ『ビッグバン★セオリー ギークなボクらの恋愛法則』のレナード・ホフスタッターはジョニー・ガレッキの代表的な役となったが、当初は『ホーム・アローン』で世界的スターとなったマコーレー・カルキンにもオファーが出されていた。しかも一度だけでなく、製作側は何度も出演を打診したという。しかしマコーレーは、オタク科学者と美女の共同生活という企画に魅力を感じられず、毎回断ってしまった。当時のマコーレーは子役から大人の俳優への転換期にあり、より個性的で挑戦的な作品を優先していたことも理由だったと見られる。後年には「出演していれば今頃は何億ドルも稼いでいただろう」と冗談交じりに振り返りつつ、「それでも壁に頭を打ちつけるような気持ちになっていたと思う」と語っており、自身の決断に後悔はないようだ。
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『ジ・オフィス』のマイケル役はボブ・オデンカークが最有力候補だった

スティーヴ・カレル演じるマイケル・スコットは、『ジ・オフィス』を語る上で欠かせない名キャラクターだ。しかし、『ブレイキング・バッド』『ベター・コール・ソウル』で知られるボブ・オデンカークも、この役の最終候補としてオーディションを受けていた。後年、ボブ自身は「自分はどこか真面目さがにじみ出てしまう」と分析し、純粋に陽気で親しみやすい雰囲気を自然に表現できるスティーヴこそ、この役に最適だったと認めている。その後、ボブはシーズン9でマイケルによく似た上司役としてゲスト出演し、不採用だったことへの遊び心あふれるセルフオマージュが実現した。もし当時キャスティングが逆だったら、シリーズの印象はかなり違ったものになっていただろう。
『フレンズ』ではジョン・ファヴロー&ヴィンス・ヴォーンも主要キャスト候補だった


『フレンズ』のチャンドラー役はマシュー・ペリーのハマリ役だが、実はジョン・ファヴローも候補の一人だった。その後ジョンはモニカの恋人ピート役で出演しているが、当時は俳優よりも映画監督としての活動に関心を向け始めていたという。一方、ジョーイ役には若き日のヴィンス・ヴォーンも候補に挙がっていた。キャスティング担当者はヴィンスの演技力を高く評価していたものの、「ジョーイらしさ」の点で決め手に欠けると判断されたようだ。その後、ジョンとヴィンスは映画『スウィンガーズ』でブレイクし、それぞれ映画界で成功。結果的に『フレンズ』も彼ら自身も、それぞれ異なる道で花開くことになった。
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『ハーパー★ボーイズ』チャーリー・シーンの後任はヒュー・グラントになる可能性もあった

トラブルにより主演のチャーリー・シーンが降板した後、『ハーパー★ボーイズ』最大の課題は後任探しだった。当時、製作陣はヒュー・グラントにも出演を打診していたという。ヒューは「脚本も新しいキャラクターも用意されておらず、とにかく信じてほしいと言われた」とのちに振り返っている。破格の出演料を提示されたものの、演じる人物像が分からないまま契約することに不安を感じ、出演を見送った。その後、新キャラクターのウォルデン役にはアシュトン・カッチャーが起用され、シリーズは新たな形で継続。ヒュー自身も「自分が出演していたら、まったく別のキャラクターになっていただろう」と語っており、製作側も俳優ごとに異なる方向性を検討していたことがうかがえる。
(海外ドラマNAVI)








