J・K・ローリングのベストセラー小説シリーズをもとにした米HBOによる『ハリー・ポッター』ドラマ版。12月にいよいよお披露目となる本作について、映画版のキャストであるゲイリー・オールドマンが語った。米Entertainment Weeklyなど複数のメディアが報じている。
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映画版は自身のキャラを含めて多くをカット
映画シリーズ全8作のうち4作(『ハリー・ポッターとアズカバンの囚人』『ハリー・ポッターと炎のゴブレット』『ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団』『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2』)でシリウス・ブラックを演じたゲイリーは、ドラマシリーズの方が映画シリーズよりも満足度の高い作品になるだろうと語った。その理由は、ドラマシリーズという形式なら、物語全体を描くための時間と余裕がより多くあるからだという。
ドラマシリーズは原作小説シリーズの1冊分を1シーズンとして制作し、映画版よりも深く掘り下げることを目指している。そのため、映画版では短くなったり丸々削られた描写やキャラクターも盛り込まれる見込みだ。
「映画版ではかなりの量をカットしなければなりませんでしたし、それでも尺は3時間近くになってしまいました」と、トロント国際映画祭の会場でEntertainment Weeklyの取材に応じたゲイリーは説明する。「(ドラマシリーズでは)原作をほぼ一語一句そのまま再現することになるんじゃないかと思っています。視聴者として見るなら、その方がもっと満足できるでしょう」
映画版は従来の「2時間半程度」という上映時間を超えないようにするため、「多くのキャラクターの細かな描写が犠牲になりました」とゲイリーは振り返り、「だから、(ドラマ版は)うまくいくことを願っています」とドラマ版にエールを送った。
実際、ゲイリーが演じたシリウス・ブラックも、映画版で十分な出番を与えられなかった一人だ。「彼はあまり出ていませんでした。登場したと思ったら、すぐに死んでしまったんです」と、ゲイリーは2024年にIndieWireのインタビューで語っている。シリウス・ブラックは初登場となった『ハリー・ポッターとアズカバンの囚人』では物語の鍵となるキャラクターとしてある程度の出番を与えられていたが、その後の3作では短い登場シーンに留まり、あっさりと命を落としていた。

とはいえ、ゲイリーは『ハリー・ポッター』映画シリーズで過ごした時間を誇りに思っているし感謝してもいると語る。なぜなら、「これほどの現象となる作品は、もう二度と目にすることはないだろうと思うほど」の一大ブームを巻き起こしたからだ。これまで約100本の映画やドラマに出演し、様々なキャラクターに扮してきたゲイリーだが、今でもシリウス・ブラックの写真にサインを求められることがあるという。
さらに、映画シリーズ1・2作目(『ハリー・ポッターと賢者の石』『ハリー・ポッターと秘密の部屋』)の監督を務めたクリス・コロンバスを称えた。「今ではその功績が語られることはほとんどなくなりましたが、クリス・コロンバスが世界観を作り上げ、初期のキャスティングをしました。(映画シリーズがちゃんとヒットを収め)キャストたちが何度も舞い戻ってきて、役柄とともに成長していったことは、本当に幸運でした」
なお、ドラマシリーズでシリウス・ブラックを誰が演じるのかは、まだ発表されていない。現在はシーズン2のプリプロダクション中だ。
『ハリー・ポッター』ドラマ版のシーズン1は米HBOで12月25日リリース。日本では12月後半にHulu、Amazon Prime Video(Amazon プライム・ビデオ)にて配信される。(海外ドラマNAVI)







