SFサスペンスの金字塔『X-ファイル』の劇場版第2作『X-ファイル:真実を求めて』が、18年の時を経て、クリス・カーター監督の手によるよりダークなディレクターズ・カット版として遂に日の目を浴びることが決定した。
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18年の時を経て明かされる『X-ファイル』第2作の真の姿
カーターが脚本・監督を務めた本作の本来のビジョンが解禁されるにあたり、Entertainment Weekly(EW)誌はホラー映画さながらの予告編映像を独独入手。新たに付与されたタイトルは『The X-Files: I Want to Believe — Vrach Frankenshteyn(原題)』となっており、追加されたロシア語のサブタイトルは「フランケンシュタイン博士」を意味している。
カーターはEW誌に対し、「私たちは現実世界のフランケンシュタイン映画を作ろうとスタートしましたが、様々な要因が重なり、そのフランケンシュタインが手術室から完全に外へ出ることはありませんでした」と回想。「再び作品に息を吹き返すチャンスを得られたのは、特別な興奮でした」と熱弁を振るった。
PG-13指定のために封印された「本来の恐怖」
オリジナルシリーズ完結から6年後の2008年に公開された『X-ファイル:真実を求めて』は、デイヴィッド・ドゥカヴニー演じるフォックス・モルダーと、ジリアン・アンダーソン演じるデイナ・スカリーが再会を果たす物語。女性失踪事件を追う元FBI特別捜査官の二人が、予知夢を見たと主張する失脚したカトリック聖職者と遭遇し、怪事件の真相へと迫っていく。
当時、カーターはデイヴィッドに対して「恐怖度を高くしすぎてしまい、フォックス幹部から指摘を受けてPG-13指定にするよう求められた」と明かしていた。劇場公開版はカーターとフランク・スポトニッツが脚本を手掛けたものの、1998年の映画第1作が記録した世界興行収入1億8,900万ドルから6,800万ドルへと大きく落ち込み、期待外れの続編として酷評に晒される結果となった。
カーターは「単に実績作りのためにディレクターズ・カット版を作るわけではありません。脚本には存在していたものの、スクリーンに届くことのなかったものを、まさに形にして息を吹き込む作業なのです」と語り、過去に戻って本来意図していたホラー映画を完成させる意義を強調している。
米Huluでの配信とライアン・クーグラーによる新プロジェクト
映画公開から約10年後、カーター、デイヴィッド、ジリアンは再び集結し、テレビシリーズの続編となるシーズン10および11を制作した。そして、今回のディレクターズ・カット版配信は、Huluが推し進める『X-ファイル』フランチャイズ展開の一環に過ぎない。
現在、映画『罪人たち』などで知られるアカデミー賞受賞監督ライアン・クーグラーが手掛けるリメイク/リブート企画が進行中だ。ダニエル・デッドワイラー『ステーション・イレブン』でとヒメーシュ・パテル(『イエスタデイ』)が主演を務めるパイロット版(第1話)の撮影は最近完了したばかりだという。
オリジナル版でスカリーを演じたジリアンは、この新プロジェクトに対して「これまでとは違っていて、特別なもの」と称賛を贈り、ファンに向けて「先入観を持たずに温かい目で見守ってほしい」と力強い支持を表明している。
日本では、過去にディレクターズ・カット版のDVD・ブルーレイがすでにリリースされているが、今回の新たなタイトルが冠されたバージョンと同一の内容であるかは現時点では不明だ。
『X-ファイル』シリーズはDisney+(ディズニープラス)で配信中。(海外ドラマNAVI)









