人気ドラマ『ゲーム・オブ・スローンズ』でデナーリス・ターガリエンが孵化させた、3つのドラゴンの卵がオークションに出品されることが話題となっている。そんな中、スピンオフ『ハウス・オブ・ザ・ドラゴン』シーズン3第3話では、長年謎とされてきた「ドラゴンの起源」について新たな示唆が描かれた。
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『ゲーム・オブ・スローンズ』ドラゴンの卵がオークション出品
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『ハウス・オブ・ザ・ドラゴン』の台詞にヒントが?
『ゲーム・オブ・スローンズ』のドラゴンの卵に再び注目が集まる中、スピンオフの最新エピソード「レイニラ即位」では、王都を掌握したレイニラ・ターガリエンが、七神正教の総司祭バルマンから正式な戴冠を拒まれる場面が描かれる。エイゴン2世の死が確定していないことを理由にした拒否だったが、最高司祭はそれ以上にターガリエン家そのものを激しく非難する。
彼は、「我らの神はドラゴンを認めない。ドラゴンは闇と傲慢、そして権力への欲望によって生み出された冒涜的な魔法だ。彼らは破壊することはできても、何かを創り出すことはない」と言い放ち、ドラゴンは闇の魔術によって創造された存在だという考えを示した。

実は、この発言にはジョージ・R・R・マーティンの原作小説「氷と炎の歌」シリーズに登場する重要な設定と共通点がある。原作ではドラゴンが一度絶滅したと考えられていたため、その起源について記された資料はほとんど残っていない。そんな資料の中で最も有名なのが、ジェヘアリーズ1世の〈王の手〉を務めたバース大司祭が著した「Dragons, Wyrms, and Wyverns: Their Unnatural History」だ。しかし、彼は死後に魔術へ傾倒していた人物と見なされ、この書物の多くは学匠(メイスター)たちによって禁書として処分されてしまった。
バースは著書の中で、ヴァリリア人が信じる「ドラゴンは“十四火山(14の火口から炎が噴出する火山の噴火)”から誕生した」という説を紹介する一方、独自の仮説も提示している。それは、ヴァリリアの血の魔術師が魔術を用い、飛行する爬虫類ワイバーンと、炎を吐く巨大な地中生物ファイアワームを掛け合わせることでドラゴンを生み出したというものだ。
ワイバーンは翼を持つものの火は吐けず、知能もドラゴンほど高くない。一方、ファイアワームは空を飛べない代わりに炎を吐く巨大生物とされる。この2種を魔術で融合させた結果、現在知られるドラゴンが誕生したというのがバースの説だ。
『ハウス・オブ・ザ・ドラゴン』に登場した総司祭バルマンは、世代的にもバースと同時代を生きた人物であり、直接彼から教えを受けていた可能性もある。そのため、ドラゴンは闇の魔術によって創られたという発言は、バースの理論を踏まえたものだったのかもしれない。

もっとも、この説はいまだ仮説の域を出ていない。『ゲーム・オブ・スローンズ』ではデナーリスの3つの卵も魔術的な儀式を経て孵化しており、ドラゴンと魔法の結び付きが強く示唆されている。しかし、ヴァリリア滅亡によって古代の知識の大半が失われたため、ドラゴン誕生の真実は今なお謎のままだ。今回のエピソードは、その謎に対する一つの有力なヒントとして、多くのファンの考察を呼ぶ内容となっている。今後のエピソードでさらにドラゴンの起源が示唆されるのか、注目したい。
『ゲーム・オブ・スローンズ』と『ハウス・オブ・ザ・ドラゴン』はU-NEXTで配信中。(海外ドラマNAVI)










