米CBSで2010年から10シーズンにわたり放送された、常夏のハワイを舞台にした犯罪捜査ドラマ『HAWAII FIVE-0』。今も絶大な人気を誇る番組のタイトルに秘められた「こだわり」が話題となっているので紹介しよう。
-

『HAWAII FIVE-0』が出会いのきっかけ?キャストたちの私生活のパートナー
2010年から2020年まで10シーズンにわたって放送された …
最後の文字がアルファベットから数字に変化
『HAWAII FIVE-0』のタイトルに使われている「0」は、アルファベットの「オー」だと思っている人が多いが、実は数字の「ゼロ」なのだという。その理由は作品タイトルの由来にあり、1968年から12シーズン続いたオリジナル版とリブート版では表記にも違いがある。
この事実は、2010年にCBSが発表したプレスリリースで正式に明らかにされた。タイトルの読み方は従来通り「ファイブ・オー」のため、アルファベットだと思っている視聴者が多かったようだが、放送局は「正しく表記してもらうため」にあえて説明を行ったという。
CBSの関係者は当時、米Los Angeles Timesに対し、「(今回説明したのは)編集者や、正確に表記したい人たちのためのものです。もっとも、正確さよりも即時性が優先される時代ですが」とコメントしている。
タイトルに数字の「50」が用いられている理由は、ハワイがアメリカ50番目に加盟した州であることに由来する。また、「Five-0」は劇中に登場するエリート特別捜査班の名称も表しており、作品の世界観とも深く結びついている。
一方で、1968年から1980年まで放送されたオリジナル版のタイトルは『Hawaii Five-O』で、最後の文字はアルファベットの「オー」だ。それが、2010年にスタートしたリブート版『HAWAII FIVE-0』で初めて数字の「ゼロ」へと変更され、現在の表記が正式なタイトルとなった。

興味深いことに、「Five-O(ファイブ・オー)」が警察を意味するスラングとして広く使われるようになったのは、このドラマがきっかけだと言われている。現在では警察の存在を知らせる俗語として定着しているため、この番組が語源だと知らない人も少なくない。
オリジナル版は、ハワイが州に昇格(1959年)して間もない時代に製作された。シリーズを手掛けたレナード・フリーマンはハワイの文化や土地柄を忠実に描くことを重視し、「脚本家にはハワイを理解し、この土地の空気を感じてもらいたい」と語っていたという。そのリアルな描写と印象的なテーマ曲は高く評価され、のちの犯罪捜査ドラマにも大きな影響を与えた。
リブート版は全10シーズンにわたり放送され、2020年にシリーズフィナーレを迎えた。作品のタイトルに込められた意味を知ることで、この長寿フランチャイズの歴史や由来について、より深く楽しめるのではないだろうか。
リブート版『HAWAII FIVE-0』全10シーズンはHuluで、シーズン1~5はNetflixで配信中。(海外ドラマNAVI)







