人気アニメ『サウスパーク』の印象的なテーマソングは、どのようにして生み出されたのか? その誕生秘話について、共同クリエイターのマット・ストーンが明かしている。
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大学時代に好きだったバンドに手紙で直談判
同作のテーマソングを手掛けたのは、ファンクメタルバンドのプライマスだ。2010年に米Pitchforkのインタビューでストーンは、一度聴いたら耳から離れないこのテーマソングが、どのような経緯で誕生したのかを語っている。
同番組のパイロット版制作が決まった当時のストーンは25歳前後で、大学時代にプライマスの大ファンだったという。そこで彼は、プライマスのアルバムジャケットに記載されていたマネジメント会社の住所宛てに手紙を送った。その封筒の中には、『サウスパーク』の原型となった短編映画『The Spirit of Christmas(原題)』のコピーと、テーマソングの制作を依頼する手紙が同封されていた。
すると2~3週間後、プライマスのフロントマンでありベーシストのレス・クレイプールからストーンに電話がかかってきたという。「どんな曲を求めているんだ? 何が必要?」と尋ねられたストーンは、「とにかく、あなたのやりたいことをやってください。コロラド州の小さな町が舞台なんです」と答えただけで、ほとんど具体的な指示は出さなかったそうだ。
その結果、レスは独自の解釈で楽曲を制作し、『サウスパーク』の世界観を完璧に体現したテーマソングを完成させた。シーズン30まで更新されるほどの長寿アニメとして世界的な人気を誇る番組のテーマソングが、いわば“コールドコール(面識のない相手に、いきなり売り込むこと)”によって実現したという事実は、改めて驚きと言えるだろう。
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