人気ドラマシリーズ『LAW & ORDER クリミナル・インテント』で主演を務めたヴィンセント・ドノフリオが、同作の撮影現場がいかに過酷であったかを振り返った。米GQ誌が4月10日に公開した動画の中で、ヴィンセントは当時の労働環境を「今はもう許されないもの」と指摘している。
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1日17時間の労働が10カ月続く過密日程
ヴィンセントは2001年にスタートした同作で、ロバート・ゴーレン刑事役を演じた。シリーズの生みの親であるディック・ウルフから直接オファーを受けた際、テレビドラマの経験が乏しかった彼は慎重に検討したが、脚本の質の高さに惹かれて出演を決意したという。
本作は従来の『LAW & ORDER』シリーズとは異なり、「誰が犯人か」よりも「なぜ犯行に及んだのか」に焦点を当てた。ヴィンセントは自身の役柄を「シャーロック・ホームズや刑事コロンボに近い」と分析している。
番組の醍醐味は、エピソード終盤に繰り広げられる刑事と容疑者の尋問シーンだった。台本にして7ページから15ページにも及ぶこのシーンを、ヴィンセントは「舞台の一場面を演じるようだった」と評し、俳優としてのやりがいを語る一方で、肉体的な負担の大きさについても明かした。
「私と(相棒役の)キャスリン・アーブにとって、それはあまりに過酷だった。1年のうち10カ月間、毎日平均して17時間ほど撮影していたんだ。本当に辛かったし、あの環境は大嫌いだった。今の時代、俳優に対してこのような労働を強いることは許されない。そうなって本当に良かったと思っている」
一方で、ヴィンセントはこの経験が自身のスキルを大きく向上させたことも認めている。膨大なセリフ量と、1シーンの中で何度も感情を切り替えなければならないテレビドラマ特有のスピード感に対応するため、現場で学び続ける必要があったという。
「あの番組がなければ、今の自分のような進化は遂げられなかっただろう。入る前よりも、ずっと優れた俳優として番組を去ることができた」と、自身の成長に感謝の意も示している。
ヴィンセントは同作の全10シーズンに出演(シーズン9は一部のみ)。2011年の番組終了後は、映画『フルメタル・ジャケット』や『メン・イン・ブラック』で見せた実力をさらに発揮し、現在はMCU『デアデビル:ボーン・アゲイン』のウィルソン・フィスク(キングピン)役として圧倒的な存在感を放っている。
『LAW & ORDER クリミナル・インテント』全10シーズンは、Huluにて配信中。(海外ドラマNAVI)




