『BONES -骨は語る-』の核となるのは、FBI捜査官シーリー・ブースと、法人類学者のテンペランス・ブレナンが織りなす極上のケミストリーだ。画面越しにも伝わる二人の信頼関係はシリーズの象徴だが、その絆が不動のものとなる前、物語にはあえて二人の間に楔(くさび)を打ち込むようなスパイスが投入されていた。その最たる例が、シーリーの弟であるジャレッド・ブース(ブレンダン・フェア『ロズウェル/星の恋人たち』)の登場だ。特に、テンペランスがジャレッドと短期間のデートを楽しんだエピソードは、ファンにとっても忘れがたい記憶となっている。
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完璧な身代わり? ジャレッド・ブース登場の真意
ジャレッドが初めて姿を現したのは、シーズン4第9話「過去からの訪問者」だ。海軍将校として輝かしい経歴を持ち、兄に負けず劣らずのカリスマ性を放つ彼は、瞬く間にブレナンを魅了し、ブースをいらだたせる。
この展開について、シリーズのクリエイターであるハート・ハンソンはThe Futon Criticのインタビューで興味深い意図を明かしている。ジャレッドというキャラクターは、単なる恋敵ではなく、ブレナンの深層心理を掘り下げるための装置だったのだ。
「彼女の心の中では、兄であるブースを手に入れることはできないという思い込みがあった。だからこそ、この弟なら良い代わりになるかもしれないと考えたのだ」とハンソンは分析する。結果としてその目論見は外れることになるが、このエピソードは、私生活のガードが固いブースの過去や背景を肉付けする絶好の機会となった。

@bonesdorkより
氷上の激突が物語にリアリティを与えた
当初、ジャレッドは兄よりも社交的で親しみやすい人物として描かれる。しかし物語が進むにつれ、彼には極めて未熟な一面があること、そしてシーリーが弟を過剰に守り続けてきたせいで、自身のキャリアに傷をつけていたという事実が浮き彫りになる。
この複雑な兄弟愛を演じるにあたり、デイヴィッドとブレンダンの間には、演技を超えた「火花」が存在していた。ハンソンによれば、二人は実生活でも同じホッケーリーグに所属しており、氷の上で激しく衝突した過去があったという。
「二人が氷上でぶつかり合っていた事実は、ドラマにおける兄弟関係を表現する上で、少しもマイナスにはならなかった」とハンソンは語る。リンクの上でのライバル心が、そのまま画面の中のヒリヒリとした兄弟の緊張感へと昇華されたのだ。
避けられない悲劇的な結末
ジャレッドはその後も数回登場し、時にはシーリーを救うために自らの地位を危険にさらすなど、単なるトラブルメーカー以上の存在感を示した。しかし、シーズン11において、彼の物語はあまりにも悲劇的な結末を迎える。
この衝撃的な展開について、デイヴィッドは米TV Lineのインタビューでこう振り返っている。「キャラクターを死なせることで、常に作品に変化を与え続けなければならない。この番組では、私の役(ブース)でさえ安全ではないんだ。変化を受け入れることこそが、長く続くシリーズにおいて最も困難で、かつ重要なことなのだから」
ジャレッドという男は、ブースとブレナンの間に一時の波風を立てただけでなく、二人の理解を深め、作品に深みをもたらした唯一無二の存在だったと言えるだろう。
『BONES -骨は語る-』シーズン1~12はDisney+(ディズニープラス)で配信中。(海外ドラマNAVI)
参考元:TV Line




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