Netflixが、またしてもシビアな決断を下した。TVドラマ界を象徴する2大スター、『X-ファイル』のジリアン・アンダーソンと『ゲーム・オブ・スローンズ』のレナ・ヘディがダブル主演を務めた話題の西部劇『見捨てられし者の荒野』の続編制作を行わないことを決定した。
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Netflix最新データが示す、大作の急激な失速
この決定の背景にあるのは、先日発表された2025年下半期の視聴データ報告書「What We Watched」だ。12月4日に配信を開始した『見捨てられし者の荒野』は、配信後28日間で1,980万回の視聴数を記録。最初の2週間は英語シリーズTOP10で4位にランクインするなど、滑り出しは決して悪くなかった。
しかし、問題はその後の勢いだった。3週目に入るとTOP10から姿を消し、続く17日間での上積みはわずか480万回に留まった。多額の予算を投じ、ジリアン・アンダーソンとレナ・ヘディを揃えた意欲作としては、あまりにも急激な視聴者の離脱が起きていたのである。
本作は、1854年のワシントン準州を舞台に、相反する二つの家族の女主人が織りなす重厚な人間模様を描いた。製作陣には豪華な名前が並び、当初はポスト『イエローストーン』を狙う期待作だった。しかし、配信前からクリエイターのカート・サッターが現場を離脱するなど、舞台裏での不穏な動きも報じられていた。
結果として作品の評価は分かれ、巨額の制作費に見合うだけの熱狂を生むには至らなかったようだ。主演のレナは、早くもNetflixで配信される『ブラック・ミラー』の製作者チャーリー・ブルッカーによる新作刑事ドラマへ主演として抜擢されており、早くも新プロジェクトへと舵を切っている。
『ヴィンス・ステイプルズ・ショー』も打ち切りに
また、今回の報告書を受け、ラッパーのヴィンス・ステイプルズが主演を務めたコメディ『ヴィンス・ステイプルズ・ショー』も、シーズン2での終了が決定した。批評家からは圧倒的な支持を受けていたものの、視聴数という冷徹な数字の壁に阻まれる形となった。
作品の質が高くても、数字が伴わなければ継続は叶わない。Netflixの打ち切りの基準が、かつてないほどシビアになっていることを改めて痛感させる結果となった。
『見捨てられし者の荒野』および『ザ・ヴィンス・ステイプルズ・ショー』はNetflixで独占配信中。(海外ドラマNAVI)
参考元:Deadline




