Netflixで進められていた、ナチスをテーマにした小説「ブラジルから来た少年」のドラマ版のシリーズ制作が決定した。米Varietyなど複数のメディアが報じている。
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『イングロリアス・バスターズ』キャストも参加
アイラ・レヴィンによる1976年の小説「ブラジルから来た少年」の主人公は、ナチス・ハンターのヤコフ・リーベルマン。アウシュヴィッツ収容所の主任医師だったヨーゼフ・メンゲレがブラジルで暮らしているという情報を得たリーベルマンは、“死の天使”との異名を誇るメンゲレを追跡するために南米へ渡るが、そこで邪悪な陰謀が進行していることを知る…。
1978年に同名の映画版が公開され、ローレンス・オリヴィエがリーベルマン、グレゴリー・ペックがメンゲレ博士を演じていた。
全5話のドラマ版『The Boys From Brazil(原題)』の公式あらすじは、以下の通り。
第二次世界大戦直後の1940年代から1970年代の政治的混乱期までのおよそ30年を描く本作の主人公は、ホロコーストの生存者でありナチス狩りを行うヤコフ・リーベルマン。彼は、逃亡したナチスの戦犯を裁きにかけるという使命に身を捧げている。ある日、ブラジルで潜入捜査中の、自分のことを尊敬する若者から恐ろしいナチスの計画を知らされたリーベルマンは、想像を絶する真実を暴くため時間との戦いに身を投じることになる。死んだと思われていたものの実は生きていた残虐なナチスの科学者ヨハン=フリードリヒ・マインハルト博士は、第四帝国の勃興を狙う恐るべきプロジェクトを指揮しており…。
『メディア王 ~華麗なる一族~』でケンダル・ロイを演じたジェレミー・ストロングが主人公のヤコフ・リーベルマン役に起用されている。そして原作や映画版と役名が変わった敵役、ヨハン=フリードリヒ・マインハルト博士役には、『イングロリアス・バスターズ』でゲシュタポのヘルシュトローム少佐を演じたアウグスト・ディール。同じく『イングロリアス・バスターズ』でフレデリック・ツォラーに扮したダニエル・ブリュールがフォン・ハルテネック役、『X-ファイル』のダナ・スカリー役でおなじみのジリアン・アンダーソンがフリーダ・シュタイナー役、『アンオーソドックス』のシラ・ハースがアンナ・コーラー役、『マスターズ・オブ・セックス』のリジー・キャプランがハンナ・リーベルマン役で出演する。

脚本・製作総指揮を担うのは、Netflixの英国王室ドラマ『ザ・クラウン』を生み出したピーター・モーガン。モーガンとキャストのダニエル、ジリアンは『ラッシュ/プライドと友情』と『ザ・クラウン』で組んだことがある。同じく『ザ・クラウン』でモーガンと仕事をしたアレックス・ガバッシが監督を務める。
『ザ・クラウン』に続いてモーガンと組む製作総指揮のスザンヌ・マッキーは、次のように述べている。「『ザ・クラウン』で並外れた仕事を成し遂げたピーターは、20世紀を舞台にした作品を通して、今日の私たちが生きる世界を形作ってきた政治的・情緒的な力を探究しています。歴史の大きな流れの中で、親密な人間ドラマを通してそれを描き出すことで、彼の語り口は強く共感を呼ぶものとなっています。今回、キャスト・スタッフともに卓越したチームを結集できたこと、そしてNetflixの新たなリミテッドシリーズで才能あふれる監督のアレックス・ガバッシと再び仕事ができることに胸が躍ります。アイラ・レヴィンの『ブラジルから来た少年』をピーター・モーガンによる大胆な再構築としてお届けするのが待ちきれません」
全5話の『The Boys From Brazil(原題)』は、12月からイギリス、ドイツ、ブルガリア、スペインにて撮影予定。
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