戦国の日本を描き、エミー賞史上最多18冠を達成した『SHOGUN 将軍』。もうすぐ撮影が始まるシーズン2に出演する新たなキャストの名前が徐々に明らかとなる中、気になる物語の展開について、主演でプロデューサーも務める真田広之が語った。米Varietyが報じている。
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『SHOGUN 将軍』シーズン2、舞台は10年後!真田広之、若手への熱き思いを語る
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「平和をもたらすために戦わねばなりません」
「私(吉井虎永)は(シーズン1に比べて)歳を重ねてはいますが、まだ私たちのもとに平和は訪れていません」と、シーズン1のラストから10年後を舞台とするシーズン2について述べた真田。「ですから、日本に平和をもたらすために戦わねばなりません。アクションと頭脳戦は(シーズン1と同じく)満載ですが、シーズン1よりも家族ドラマが増えるでしょう」
そしてストーリーについてはこのように話した。「物語自体は史実をもとにしたフィクション・エンターテインメントでありながらも、非常に独創的です。だからこそ、私たちの文化と歴史を忠実に描く必要があります。そしてそれは(シーズン1で)うまくいったと思います。視聴者からも批評家からも素晴らしい反響を得られましたから」
「いまや視聴者はどんなことでも簡単に調べられる時代です。だから、誤解やごまかしがありそうな作品は見たくないでしょう。私たちはこの作品を本物らしく作り上げました。おそらく視聴者は、“これは見る価値がある”と感じたのだと思います。それが我々にとって最大の武器となったと言えますね」
シーズン1はコロナ禍の中、カナダのバンクーバーにて主に撮影されており、シーズン2も同地でロケが始まる。舞台となる日本も現在撮影を誘致しているものの、バンクーバーには制作上の実用的な利点があると真田は指摘する。「バンクーバーはロケ地として理想的です。近代的な建物や電線がないため、CG処理も必要ありません。日本で近代建築のない広大なロケ地を見つけるのは難しいですから」と語り、特定のショットで日本の城や寺院、建造物を使用することもあり得るが、撮影の大部分はバンクーバーで完結できると説明する。
真田はまた、本作は国際的なコラボレーションに大きな意義をもたらしており、それは同シリーズがエンターテインメント業界の創造的交流に新たな機会を生み出したからだと主張する。「この作品は東西の間の扉を大きく開け、私たちが東西の架け橋を築けることを示しました。それが本作が成功したことによる大きな意義です。次世代のクリエイターや俳優が東西を行き来しやすくなることを願っています。それこそが私の願いでしたが、『SHOGUN 将軍』効果で実現できるかもしれないのです」
日本語が約70%を占め英語字幕付きであるにもかかわらず、シーズン1が世界的な人気を博した背景には、パンデミックによって加速した視聴習慣の変化がある。真田は、クラベルの原作小説が持つ世代を超えたファン層と、視聴者がコロナ禍により英語字幕付きコンテンツに慣れたことが、本作が多くの人に見られた要因だと指摘する。「パンデミックによって多くの人々が映画館に行けなくなった代わりに、字幕付きで様々な文化の作品を視聴するようになりました。それによって、字幕を読みながら異文化に触れることに慣れたのだと思います。時代は変わり、この数年間で視聴者の嗜好は大きく変化しました。そうしたことすべてが、タイミング良く重なったのでしょう」
『SHOGUN 将軍』シーズン2の撮影は2026年1月に開始される。シーズン1はDisney+(ディズニープラス)で全話独占配信中。(海外ドラマNAVI)
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参考元:米Variety




