米ABCの人気ドラマ『9-1-1:LA救命最前線』のシーズン9第2話では、これまであまりスポットの当たらなかったキャラクター、ハリー・グラント(イライジャ・M・クーパー)が大きな成長を見せている。喪失感を抱えながらも、バック(オリヴァー・スターク)との新たな絆を通して前に進み始める姿が、今シーズン最高の感動エピソードとして注目を集めている。
(以下、シーズン9のネタバレを含みます)
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バックが“かつての自分”を重ねる
『9-1-1』初期から度々登場していたハリーだが、シーズン9ではより充実したストーリーが与えられている。第1話では、彼が高校を中退し、コーヒーショップで働いていることが判明する。義父ボビー(ピーター・クラウス)の死により心に深い傷を負い、母アシーナ(アンジェラ・バセット)との関係もぎくしゃくしているのだ。そんな中、アシーナが宇宙任務に挑むことを知ったハリーは、「また自分を置き去りにするのか」と怒りと不安を爆発させる。
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ハリーの荒れる様子を見たバックは、彼を励ますために118分署の出動に同行させる。バック自身もかつて居場所を見失い、自暴自棄になっていた時期があった。そんな自分を救ってくれたのがボビーだっただけに、今度は自分がメンターとしてハリーを支えようとするのだ。最初は気晴らしのつもりだったが、ハリーは次第に消防活動に興味を示し、現場で機転を利かせてチームを助ける場面も見せる。
ハリーは出動の中で「自分も役に立ちたい」と意欲を見せ、チームからも一目置かれるようになる。エピソードでは彼の新たな道として、正式に118分署の一員になる可能性が示唆されており、ボビーの背中を追う展開が期待される。かつてボビーは、家族を失い絶望の底に沈みながらも、消防士として新たな人生を見つけた。同じようにハリーも、悲しみを抱えながら“他者を救う力”へと変えていく。それはまさに、ボビーが彼に残した生き方そのものであり、視聴者にとっても胸を打つ展開になることだろう。
『9-1-1』シーズン9は、米ABCにて放送中。シーズン1~8はDisney+(ディズニープラス)にて配信中。(海外ドラマNAVI)
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