Netflixが、アメリカ史上最も影響力のあった名門一族、ケネディ家を題材としたドラマシリーズ『Kennedy(原題)』を製作することが明らかとなった。本作は、フレドリック・ロゲヴァル著の伝記「JFK:『アメリカの世紀』の新星 1917-1956」を原作とし、マイケル・ファスベンダーがケネディ家の家長であるジョセフ・ケネディ・シニア役で主演する。
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「アメリカ版『ザ・クラウン』」構想から2年、待望の製作決定
『Kennedy(原題)』の制作決定は、約2年前に米Varietyが報じたNetflixでの企画進行ニュースからちょうど2年後のタイミングとなる。当時の情報筋は、Netflixがこの作品を「アメリカ版『ザ・クラウン』」と位置づけており、複数シーズンにわたってケネディ家がアメリカ政界で台頭していく過程を描く壮大な構想であることを示唆していた。
公式の作品説明では、本作について次のように述べられている。
「『Kennedy』は、現代史上もっとも象徴的な一族の親密な人生、愛、確執、そして悲劇を描き、それらがいかにして今日の世界を形作ったのかを明らかにする。1930年代から始まり、第1シーズンではジョー(マイケル)とローズ・ケネディ夫妻、そして“黄金の子”と呼ばれる長男の影から抜け出そうともがく反抗的な次男ジャックを含む、9人の子どもたちとともに一家が辿る驚くべき成り上がりの軌跡を追っていく」
Michael Fassbender will star as Joe Kennedy Sr. in KENNEDY — a new series tracing the lives, loves, rivalries, and tragedies of the most iconic dynasty in modern history.
Beginning in the 1930s, the first season charts the improbable ascent of Joe and Rose Kennedy and their nine… pic.twitter.com/vPqWwUfwTt
— Netflix (@netflix) October 20, 2025
豪華制作陣と主演マイケル・ファスベンダーの意欲作
本作では、『キャッスルロック』のクリエイターとして知られるサム・ショウがショーランナーと製作総指揮を務める。また、『ザ・クラウン』で知られるエリック・ロスも製作総指揮に名を連ねるなど、豪華な制作陣が集結している。
注目すべきは、主演のマイケルにとって、2作目のドラマシリーズ主演となる点だ。Paramount+(パラプラ)のオリジナルドラマ『ザ・エージェンシー』でも主人公を演じており、現在シーズン2の準備段階にある。
マイケルは、『それでも夜は明ける』や『スティーブ・ジョブズ』でアカデミー賞候補となったほか、『イングロリアス・バスターズ』、『SHAME -シェイム-』、『フィッシュ・タンク』そして『エイリアン』や『X-MEN』シリーズ作品など、主に映画界で目覚ましい活躍を見せてきた。そんな彼が、アメリカ史の闇と光を背負ったジョセフ・ケネディ・シニアをどのように演じるのか、期待が高まる。
マイケル主演の最新ドラマ『ザ・エージェンシー』はParamount+で独占配信中。(海外ドラマNAVI)
参考元:Variety